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【留学レポート】フォートルイス大学    (吉川真央) 2014年10月

講義風景(挙手)

こんにちは。吉川です。

こちらに来てから2ヵ月が経ちますが予告無しに課されるテストに対応するべく、とにかく課題をこなして何とかついていく毎日を送っています。今月は授業の様子とそれに関する発見などをお伝えします。

スケジュール

 

私は今派遣留学という形でこの大学に在籍していますので、学期の始まりと同時に学部課程の講義に参加しています。語学学校はありません。現在受講しているのは社会学系、政治学系など計4科目です。

履修申告時に単位の関係で4科目しか受講できないことを嘆きましたが、これは日本と同じペースで講義が進むことを前提としていたからですね。

私のスケジュールを見ると月―水―金、火―木と同じ科目を受けていることが分かると思います。つまり1科目が週に少なくとも2回、単純に日本と比べると2倍の進度で進むことになります。ただ時間は一律ではなく、1週間の講義数に応じて70分、120分と柔軟に変化します。

教科書

基本的にどの講義でも毎回様々な課題が課されているようです。私の場合その多くはリーディングアサイメントで多い時は30/1回分ほど読みこなし、それが1週間続くサイクルを繰り返しますがこの環境にもようやく慣れつつあります。

講義風景(帽子)

面白いのは講義風景で、日本の大学に慣れた身としては衝撃的なイベントの連続です。まずは基本的に自由ですね。入退室自由、帽子の着脱自由、発言自由、飲食自由。特に飲食に関して、彼らは「ごはん」を食べ始めます。写真左、バンダナの女性はインスタントラーメンを生で食べていますね。クラッカーやサラダ、スシなど、食べながら発言する学生も少なくありません。

講義風景(足)

またこの写真の男子学生のように、日本人的感覚で見ると非常に行儀の悪い、先生に対して失礼な態度を取る学生も見受けられますが、「授業に参加する」という一点は挙手に始まり何らかの形でしっかりと守られているように見えます。

2ヵ月経ちますが、講義中に寝ている学生は未だ見かけません。

講義風景(人種のるつぼ)

また講義を受けていると、学生たちは基本的に先生をファーストネームのみで呼ぶことが多く、言語の性質上でしょうか、教員と学生の距離がとても近いように思えます。そのため学生はフラットな関係の中で遠慮なく自分の意見を述べ、互いに練り上げていくことが可能な環境と習慣が出来上がっているように見えます。結果として多くの学生がGPA3以上、時には4という優秀な成績を収めているとのことですが、これはGPA就職活動時に採用の基準となる重要な指標としてしっかりと機能する社会的背景もモチベーションの一つになっているようです。

「人種のるつぼ」というのはアメリカの国柄の象徴として、日本でもよく耳にした言葉でしたが、教室ではそれを具現化し、圧縮したような風景を見ることが出来ます。様々なルーツを持つ白人の学生に加え、アフリカン・アメリカン、ネイティブアメリカン、そしてアジア人の僕ですね。社会学の講義では、その人種間にある微妙な問題をしっかりと掘り出す作業を厭わないので、今までにはなかった居心地の悪さを感じることも多くあります。ただこうしてみると、日本では意識しにくい、他人種との共存という大きな問題が、アメリカの国としての強さを創出しているのかもしれないと思うと同時に、アジア人としてのアイデンティティーを明確に意識するようにもなる10月となりました。

 学期が始まり、今週で8週目が終わりました。先週は中間テストを終え、今後期末テストへと向かっていきますがその前にサンクス・ギビングですね。

 

ではまた来月、今度は一日の流れ、具体的な生活環境などをお伝えしようと思います。

 

 

 

 

 


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