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【留学レポート】サラワク大学(古藤あずさ)2015年3月

みなさんこんにちは、サラワク大学の古藤あずさです。こちらは、約1ヶ月半のSemester Breakが終わり2月23日から後期が始まったところです。サラワク大学でも、北九大のようにネット上で履修登録を行いますが、定員に達してしまった授業への受講手続きやシステム上の都合で個人では登録できない科目の登録手続きなど、交換留学特有と思われる問題はどうしても発生しています。オフィスやスタッフごとに話の把握度が異なっており、話が行ったり来たり、オフィス間をたらいまわしに!?されてしまうことも多々あり、その度に色々思うことはありますがその流れにも慣れてきたと感じています。
今回のレポートでは、Semester Breakにマレーシアを見てまわって実感したことと、旅をする際の交通手段、バスの話を紹介しようと思います。細かい地名が出てくるので、マレーシアの州が表記された地図を見ながら話を追っていただけるとわかりやすいかと思います。

私は前期の期末試験終了後、1月20日から2月の25日までの1ヶ月間、サラワク州から出発し8つの州とシンガポール、細かく言うと12のCityやTownを訪れました。順番に、ジョホール州(ジョホール・バル、バトゥ・パハ)、シンガポール、マラッカ州、ペラ州(グリーク、タイピン)、ペナン州(ペナン島)、クランタン州(コタ・バル、パシル・プテ)、トレンガヌ州(クアラ・トレンガヌ)、セランゴール州(クアラルンプール)、サバ州(ケニンガウ)です。UNIMASの友人の家を訪ね、泊まらせてもらいながら観光をしたり、なんでもないような家族の生活を一緒に送りました。先月のレポートでも少しマレーシアの民族構成について紹介しましたが、やはり自分の目で見て回って実感することは多かったです。州やその土地土地の特徴、ボルネオ島における非ムスリム、非中国系・インド系すなわちその他の民族の多さ、場所によるイスラム教モスク、ヒンドゥー教寺院、仏教寺院、タイの仏教寺院の数の違い、看板や標識の文字から知る、その場所に住むエスニシティの推測・・・そして国境沿いの民族構成。例えば、サバ州。フィリピンに近いため、フィリピンストリートがあったり、街にもフィリピン人がたくさんいます。サバにおけるムスリム人口は半島に比べるとぐんと下がりました。しかしサバとは反対に、マレー半島北東のクランタン州。こちらは人口の90%がムスリムだと言われるほどのイスラムStateです。初めに訪れたジョホール州と、とても特徴的だったクランタン州について取り上げてみます。

クランタン州
州の人口の90%がムスリムだと言われ、確かに中国系、インド系の人は本当に姿を見かけませんでした。看板や標識の言語はマレー語とアラビア語、英語表記数もぐんと減ります。街のどこにいても、ムスリムの礼拝時間を告げるアザンがモスクから聞こえてきます。モスクの数も多く、通常よりも大きいスカーフを使う女性の数も多かったです。クランタンにいる間は、マレーシアでもないさらに別の100%ムスリムの国に来たような錯覚を覚えました。ちなみに、クランタンはマレーシアの数多くの伝統文化の発祥地でもあります。私が寮のクラブで参加しているDikir Baratをはじめ、マレーシアの凧、Wauや影絵、Wayan Kulit、織物、Batikの染色などもまだ残っています。残念ながら今年は、昨年末の東海岸洪水の影響で製造や販売などは縮小していますが、それでも影絵の人型作りとWau製作の現場を見ることができました。クランタニーズと呼ばれる方言があり、マレー語とは全く異なるといっていいくらいの違いです。おそらく、日本のイメージだと鹿児島弁や東北弁・・・になるのでしょうか、知らない人は全くわかりません。食べ物・飲み物がとても甘いです。タイ料理のTomyumさえ甘いと感じた時はびっくりしました。

 写真1(Wayan Kulit製作)
ジョホール州
 マレー半島最南端、シンガポールまで30分の州です。州都のジョホールバルは、KLのあるセランゴール州や観光地のマラッカに次いで都会な街でした。シンガポールへのアクセスのよさから、週末(ジョホール、クランタンやトレンガヌなど、いくつかの週は金曜・土曜が週末で休日です。日曜日は平日の扱いです)になると、シンガポールへ観光に行く人でとても混み合います。サッカーチームが強くて有名です。発展したシンガポールが自分の庭のようなもののせいなのか、ジョホール出身の人からは「ジョホール愛」「ジョホール出身という誇り」のようなものを感じることが多々あります。

その他の土地についても紹介したいのですが、分量が多くなるのでこのあたりで。現地の人からは「何もない田舎だよ」と言われていても、いろいろと見て回るとその土地にしかない人や街の雰囲気があり、それを感じるだけでもとても楽しかったです。それでは次にバスの話についてお話を。

今回の旅において、主な移動にはバスを利用しました。基本的に州をまたいだ移動やTownレベルの移動であれば、バスはどこにでも出ています。大きな都市へ行く場合は、バスのチケットをあらかじめ購入しておくか、予約しておくと確実です。満席になることは少ないとはいえ、売り切れも場所によっては発生します。長距離バスであればネットでの予約も可能です。長距離バスの設備、快適さは日本とほぼ変わりません。清潔さにはまだかけるところがありますが、それでも座席は日本のバスよりも広いことの方が多かったです。
反対に、ローカルバスは場所により状況が異なります。クランタン州では、新品のとてもきれいな市バスをよく目にしましたが、ペラ州内、クアラ・カンサーからタイピンへの移動で乗ったバスはとても古かったです。出入り口は前方のみ、冷房はなく窓を開けて走り、さびやペンキのはげが目立ちます。出入り口のドアは常に走行中も開けっ放しで、今でも印象的な記憶はチケット販売のおじさんが、走行中に足元の紙くずをぽい、と蹴ってドアから外に捨てていたことです(笑)思わず「えええ」とあいた口がふさがりませんでした。ローカルバスは長距離バスとは異なり、チケットをバス内、座席で支払います。通常運転手の他にチケット売りの人が車内にいて、乗客が座席に着いたところで座席までチケットを売りに来ます。そこで降車場所を伝えお金を払い、チケットをもらいます。降車時は日本と同じくブザーで降ります。ですが、車内アナウンスもバス停名もないので、ローカルでないとかなりバス停を見つけるのは難しいです。乗客には買い物帰りの女性がよく見かけられ、また高齢の人も何人かいました。学校帰りの高校生も時々乗ってきていました。 

 写真2(タイピンへ向かうバス)

 写真3(バスのチケット)
どうでしょうか、少しでも私の見てきたリアルなマレーシアが伝わっていれば嬉しいです。長文にお付き合いいただきありがとうございます。

 


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