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【留学レポート】 ピッツバーグ大学 山下 遥香 2016年10月

皆さん、初めまして。先月より10か月間、交換留学生としてピッツバーグ大学に在学いたします、文学部 比較文化学科3年の山下遥香と申します。これから10か月間、拙い文章ではありますが、皆さんが留学を考える上で少しでも参考になる情報をお届けできればと考えております!よろしくお願いします。

 

さて、さっそくですが、今回のレポートで私が主にお話ししたいのは、ずばり「授業」に関してです。前回のレポートでは、一緒にPITTSに来ている英米の田中さんが、到着からの流れを詳細にまとめてくれておりましたので、今回、私は、(1)8月29日~9月9日までの履修変更期間、(2)授業の様子と課題、そして(3)比較文化学科の学生としての気付き、の3点について、お話しします。

 

まず1点目の履修変更期間についてですが、この時期での履修の調整は想像以上の困難を極めます。前提として、アメリカに留学する学生はVISA取得の関係上、渡米前に12単位以上の授業登録を済ませておく必要があり、実際に授業がはじまってから私たちができるのは、受講してみて難しすぎた授業や面白くなかった授業(というと失礼ですが)の変更作業になります。ですが、渡米前の登録の段階で、人気の授業は、即座に埋まってしまいますし、大抵、履修変更期間にも生徒が動かないので空きが出ません。となると、渡米後に、調整した授業内容が、必ずしも自分の希望に沿ったものにならないという可能性が必然的にでてきます。私個人としては、登録していた授業4つのうち、2つを変えましたが、そのうちの1つは、希望していた教授の授業は履修できませんでした。それでも授業は面白いですし、満足していますが、もし「これ!」という授業がある方がいらっしゃれば、春の授業登録期間に高速タップで登録することをお勧めします(笑)

 

 2点目に、授業の様子と課題についてです。アメリカの大学の課題は「リーディングの多さ」の一言に集約されるように思います。なににつけても、かなりの量のリーディングアサイメントを求められます。大抵は、アメリカ人も「すべての授業の課題を読み終えるのは無理!」というような量ですが、如何せん、読んでから授業に行かないとディスカッションに参加できないため、必死に毎日大量のリーディングと格闘しています。電子辞書と24時間開いているHillman Library(金土以外)は、この10か月で私の戦友となりそうです(笑)授業の形態としては、1つの授業が「Lecture」と「Recitation」の2つにより構成されているケースが大半で、1週間に1つの科目の授業が2-7コマ(7コマは語学のみ)あるといったような形をとっています。この1年間、私は中国語も履修することにしたのですが、さすがアメリカというべきか、中国語は週2コマのLecture、5コマのRecitation、計7コマという驚異の授業数で、学生に毎日本気で勉強させます。きっとこれが言語習得の極秘なのでしょうね…ようするに毎日死ぬほど勉強しろ、と。そういうことです。加えて、「アメリカの大学生」というと、日本の大学生よりも勉強していて頭がいい…なんていうイメージをお持ちの方が多いと思いますが、彼らも意外と遊ぶときは遊んでいて、金土は遊びほうけて、日曜に図書館に駆け込む、といった学生もほとんどのように感じます。図書館の日ごとの来館者数には、その様が如実に表れています(笑)彼らは、ON OFFのスイッチがはっきりしているだけで、根底は日本の学生と何一つ変わらない若者なのだな、ということもこちら来て感じたことの一つです。

 

 さて最後に、この一か月間のアメリカでの気付きをまとめて、今月のレポートを閉めたいと思います。これから、私の担当回には、可能な限り、アメリカに関する個人的な「気付き」を紹介していきたいと考えていますが、今月は、「11月の大統領選に向けてのアメリカ国内の動向」についてお話ししようと思います。冒頭でも紹介した通り、私の所属は文学部比較文化学科であり、アメリカ史寺田教授のゼミの学生です。故に、この3年間、北九州市立大学では、比較文化学、多文化主義の柱の元、アメリカ史、アメリカ文化、社会言語学、音声学などそれに関連する、さまざまな授業を受講してきました。この1か月、短い期間ですが、その中で感じるのは、机上で学んできたことを、すべて「現実」に置き換えて、体感しているということです。スイートメート(同室ではないがトイレバスを共用する友人)との何気ない話からアメリカ人の「自主・独立」の精神を感じ取ったり(もっと面白いのは彼らがそれを自分たちで認識しているということですが)、アメリカ史の授業で学んだKKK(クークラックスクラン)のトランプ出現後の動向について友人と語ったり、すべてにおいて自分が大学で学んできたことを、現実に落とし込め始めていることに、面白みを感じています。大統領選に関していうと、キャンパス内ではあちこちに「REGISTER TO VOTE」のブースが設置され、選挙への参加推進が盛んに行われていますし、街の至るところでヒラリーとトランプをもじった広告や商品がみられるのも、今だからこその特典であり、国内の選挙への関心度の高さが伺えます。昨日、(9月26日)は「First Presidential Debate」(第一回大統領選討論会)がテレビでLIVE中継され、ヒラリーとトランプの熱い討論を観戦したわけですが、こちら側でも白熱した討論が始まってしまうところには、さすが、との思いでした。どちらも否定はしませんが、面白かったのは、トランプ信者の男友達たちの話し方と勢いが、かなりの確率でとトランプに似ているという点と、最近、アメリカの大学生の中で「Independents」(特定の政党を支持しない無党派層)が増えているという点の2点です。日本の現在の若者と共通点があるように感じ、個人的に非常に興味をそそられた討論観戦会でした。

 

長々とお話ししてきましたが、私のこの1か月をまとめると「当たってくだけろ!精神で、チャレンジし続けたひと月」だったと思います。たくさんの人の支えで、自分がここで学べていることへの感謝を常に忘れず、10か月間で、「当たっても砕けない!」強い自分を磨いて帰ります。ちなみに明日はミシェル・オバマ氏が本校で講演を開きますので、それに参加してきます。来月はオバマ大統領のピッツバーグ訪問!楽しみなことだらけです!

写真は、(1)留学生オリエンテーション、(2)ミシェルオバマ氏のピッツでの講演、(3)メインの講義棟、(4)友人とカヌーに行った時の写真です。

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カテゴリー: 2016秋, ピッツバーグ大学, 新着情報, 留学レポート
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