post

【留学レポート】 タマサート大学 姫野パウラ由佳 2016年11月

11月になり、日本はだいぶ寒くなってきた頃でしょう。タイは一年中暑いので、11月になっても日中の気温は30℃ほどです。半袖Tシャツで過ごす11月は人生で初めてです。

タイに到着してから、早くも3か月が経とうとしています。タイに来たばかりの頃は言葉の壁に戸惑うことも多くありましたが、英語が話せるタイ人も多いので英語でコミュニケーションができ、タイ語の授業を履修しているため今では基本的なタイ語が少しは話せるようになってきました。

 

10月半ば頃には中間試験がありました。試験期間中は図書館やキャンパス内のカフェなどもほとんど満席で、学生は必死で勉強しているという印象でした。中間試験が終わった後の週末には、8月のレポートで紹介したタイバディのミンと、彼女の家族とでバンコクの水上マーケットに出かけました。水上マーケットに行くのは初めてで、川沿いに住んでいる地元の人々の生活や、川沿いにある仏教の寺院を見ることができ、また一つ新しいタイの文化に触れることができました。お寺にはおみくじのようなものがあり、日本の神社と似ていて面白かったです。お箸の先に番号が書いているくじを引き、当たった番号の紙を取ります。良い結果なら持ち帰り、悪い結果なら置いて帰ります。そして10バーツほど寄付をします。お賽銭のようなものです。

t1

 

t2

 

10月末の週末には、大学の友人とミャンマーに旅行に行きました。ミャンマーはタイの西隣に国境を接しており、バンコクからミャンマーのヤンゴンまでは飛行機でわずか1時間ほどで着きます。ヤンゴンの街並みは、今まさに発展中という印象で、人が親切です。ミャンマーはイギリスの植民地だったこともあって、タイよりも英語が話せる人が多い印象です。ヤンゴンにある有名なシュエダゴンパゴダは、夜はライトアップされてとても綺麗でした。ボージョーアウンサンマーケットという市場にも行きましたが、市場の人も親切でした。写真のこの女性は、タナカと呼ばれる木から作られるミャンマー伝統の化粧品を顔に塗ってくれるのですが、彼女も英語が堪能でした。日本語も少し知っているようで、「かわいいかわいい」と繰り返す、楽しい女性でした。

 t3

10月にタイで起こったことと言えば、日本でも報道されたようですが、10月13日、プーミポン・アドゥンヤデート国王陛下が亡くなりました。プーミポン国王は1946年に即位して以来70年、存命する世界の君主の中で最も長く在位し、国民から深く敬愛された国王であったため、国民の悲しみは大きかったようです。国王が入院していたバンコクのシリラート病院には沢山の人が集まり、集まった人々は悲しい知らせに涙を流していました。14日からは国王の服喪期間に入りました。30日間は政府関連機関、国営企業や学校での半旗掲揚が義務付けられ、公務員、国営企業従業員、政府機関職員は1年間の服喪期間が定められています。一般の人々は殆ど黒と白の服装で、強制ではありませんが、外国人でもなるべく派手ではない服装をするよう呼びかけられています。その影響で、市場などには黒い服が沢山売られています。またテレビ番組も、30日間は娯楽番組の放送が控えられます。そのためテレビをつけると、大抵は王宮の様子や、王室に関する番組が放送されており、ドラマなどの娯楽番組は放映されていません。バーやクラブなどの営業は数日間停止されましたが、一週間ほど経った頃には営業はそれぞれの店に委ねられることになり、音量を控え目にするなどして営業しているようです。

国王が崩御したことで政治が不安定になることが心配されていますが、今のところ大規模なデモやクーデターなどは起きていません。観光にも大きな影響はなく、比較的安定しているという印象です。

国王の崩御という出来事が留学中に起こったことは、政治について深く考えるきっかけになりました。

 

もうすぐ期末試験の時期になると思うと、時の流れる早さを実感します。今後の留学生活も、出来る限り沢山のことを学ぼうと思います。


カテゴリー: 2016秋, タマサート大学, 新着情報, 留学レポート
{z[
カテゴリー