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【留学レポート】 ピッツバーグ大学 山下遥香 2017年2月

皆さん、お久しぶりです。1月に入ってから、なぜか異常に暖かいピッツバーグより、今月の留学レポートは、再び、文学部比較文化学科アメリカ史専攻 山下遥香がお届けします。本来であれば、極寒の冬を迎えているはずのピッツバーグ。以前、知人から、「1-3月までは外を歩けないほど寒くて、生命の危機を感じる」と聞き、かなり身構えていたにも関わらず、年を明けてからのピッツバーグは拍子抜けするほど暖かく、九州生まれ九州育ちの生粋の九州人たる私は、長く寒い冬のピッツバーグを経験してみたかった気持ちと、暖かさに安心している気持ちとの狭間で揺れています(笑)12月中旬の‐15℃が少しだけ懐かしい気もしなくもありません。

今回の留学レポートでは、【1】冬休み、【2】春学期の授業登録の2点について、ざっくばらんにお話していきたいと思います。まず、冬休みについてですが、ピッツバーグ大学の冬休みは他大学に比べて短く、1月4日から春学期が始まります。冬休みは12月中旬~1月頭にかけての2、3週間程度。そんな、長いような短いような冬休み。今回の冬休みは、大学生活3年間の長期休暇の中で、最も充実した休暇を過ごすことが出来たような気がします。休暇中の最大の思い出といえば、やはり友人と行ったニューヨーク旅行でしょうか。昨年の12月まで、フロリダのディズニーワールドにて行われる、半年間のインターンシッププログラムに参加していた北九大の友人と、ニューヨークはタイムズスクエアで半年ぶりに再会し、初のアメリカ国内旅行を満喫してきました。ピッツバーグからニューヨークまでは、メガバスやグレイハウンド等の高速バスを利用して往復1万円以内で行けるので、ニューヨークが大好きで、かなり頻繁に行きたい!なんていう北九大生には、ぜひピッツバーグ大学への留学をお勧めします。(不純すぎる動機ですが、それもまたアリかと笑)
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【写真1】ニューヨーク タイムズスクエアにて
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【写真2】フェデラル・ホール
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【写真3】ニューヨーク ウォール街にて

今回のニューヨーク旅行では、例えるならば、テレビで応援していたアイドルがいきなり目の前に現れたような、そんな感動や興奮を幾度となく覚えました(笑)今までずっと勉強してきた国の中心地に自分がいるわけですから、興奮しないわけがないのですが、ある程度、そこで起こった出来事等を知っていると、一見大したことのない建物や場所が、突如として、一味も二味も違って面白く見えてくるのは、毎度旅行のたびに不思議でなりません。「旅の醍醐味は予習にあり!」なのです。具体的に、私の今回の感動ポイントをいくつか挙げるとするならば、月並みに聞こえますが、やはり建築物とタイムズスクエアです。以前、北九大で受講したアメリカ史に関係する講義の一つに、都市と建築の講義(確か【アメリカの都市文化】)があり、そこで「摩天楼(スカイスクレイパー)」と呼ばれる超高層建築が、いかにして、そしてなぜ、アメリカ(主にニューヨークとシカゴ)で発展してきたのか、また都市の住人層が、時代や街の発展に応じて、どのように変化してきたのか、なんていうことを勉強したことがあったのですが、その授業で登場したニューヨークの建築物(Flatiron Building, The Chrysler Building等)を街中で見つけた際には、かなり興奮しましたし、タイムズスクエアに関しては、終戦直後のタイムズスクエアで撮影された、あの有名なキス写真(以下画像有)と同じ場所に自分がいるなんていう事実に非常に感動しました。ちなみに有名な話ですが、この美しいキス写真の主人公たち、実は本当のカップルではないこと、みなさんご存知でしたか?この写真、結構複雑で、男性のほうの彼女(この日初デート)は、写真の奥のほうに別にいます(笑)WWⅡの終戦決定直後のアメリカ国民の歓喜の様子を、かなりわかりやすく表した写真だなと思います。なんたって彼女でもなんでもない、道端でただすれ違っただけの女の子にキスしてしまうくらいですから(笑)叶うなら、建築史におけるもう一つの重要な都市、シカゴにも行って、サリバン、ライトの作品も見たいな…なんていうさらなる欲望に苛まれながら、あっという間に終わってしまったニューヨーク旅行でした。

Caption from the August 27, 1945, issue of LIFE. "In the middle of New York's Times Square a white-clad girl clutches her purse and skirt as an uninhibited sailor plants his lips squarely on hers."
【写真4】終戦直後のタイムズスクエア(http://www.charmofthecarolines.com/charm-of-the-carolines/southern-belle-university/)

それ以外にも、冬の一大イベントであるクリスマスなどなど、お話ししたいことはまだまだあるのですが、ニューヨーク旅行の話が少し長くなりすぎでしまったので、そこは割愛します。写真だけ掲載させていただきますが、本当に素晴らしい冬休みでした。毎度のことながら、長期休みのたびに私を家に滞在させてくれている、スイートメートのニーナとそのご家族には本当に心から感謝しています。
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【写真5】オーディナリオ家にて クリスマス

さて、冬休みの話はそれくらいにしておいて、少し春学期のお話をしたいと思います。前述のとおり、ピッツの冬休みは他大学に比べて少し短いらしく、1月4日から授業が始まります。1月4日からの2週間は、前期と同じく、ADD&DROP期間となり、登録していた授業のお試し期間となります。私は今学期、最終的に「United States Since 1945」「Macroeconomics」「First Year Chinese Part 2」「Intermediate Writing」「Pilates(スポーツ)」の5つに落ち着き、毎日必死で大量のリーディングと格闘しています。アメリカ史の授業は、アメリカ人が引くレベルでリーディングが多いものが大抵らしく、アメリカ史専攻だという話を友人にすると、「Are you crazy or something?」という返事が返ってくることがかなり多いように感じます。(笑)確かに読む量は多いですが、当時の大統領や秘書たちがどのように考えていたのか、事細かに書かれている参考文献ばかりなので、彼らのぶっちゃけ話を聞いているように感じられて面白いです。アメリカ史の授業で最近一番面白かったのは、WWⅡのアメリカでの日本の扱われ方に関する講義で、同じく、アメリカと敵対していたドイツとの扱われ方の差に関して、アメリカでアメリカ人の学生や教授の口から、彼らがどのように考えているのか聞けたのは本当に良い勉強になりました。上級生用のクラスなので、アメリカ史を専攻として確定している学生がメインで、講義自体は学生と教授の掛け合いで進んでいきます。日本人は私が一人なので、彼らに負けないよう、日本で勉強してきたことを必死に思い出して発言しています。(勉強不足だな…とひたすら痛感する毎日ですが。)マクロ経済学は日本で一度もきちんと勉強したことがなかったので、若干苦労していますが、秋学期ほど気が滅入ることもなく、なんとかなる精神で乗り切れていることも成長した部分の一つなのかもしれません。ピラティスは、ヨガ+体幹トレーニングのようなスポーツで、完全な趣味ですが、トレーニングのために始めました。授業で週2コマと、自主トレで友人とジムで週2日、今月から運動を始めました。寮にジムがついているのは本当に魅力的です。ピッツバーグでの最後の学期になるので、残り3か月も、しっかり授業も頑張ろうと思います。

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【写真6】中国語のクラスで仲良くなった友人とスキーへ

 つい10日前にトランプ氏が大統領に就任し、この短期間でいろいろなことが変わりつつあるアメリカですが、一部への入国制限令にしても何にしてもこれから何が起こるか、本当にわかりません。Facebook上では、トランプ氏が何をしようとしているのか勉強する会や、ワシントンD.C.での大規模デモ企画、また女性の権利を訴えるデモパレード企画等々、様々なイベントが組まれ、実施されています。この時期に、北九大を代表してアメリカに派遣されている1人として、可能な限り、様々なことを見て、聞いて、考え、学び、行動したいと考えています。かなり長くなってしまいましたが、以上で今月の留学レポートを閉じたいと思います。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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【写真7】一緒にPITTに派遣されている英米学科の田中と


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