【留学レポート】 ピッツバーグ大学 外国語学部国際関係学科4年 M.I 2018年5月

2018年05月07日

こんにちは。今回で最後の留学レポートになります。4月29日をもちまして、私のピッツバーグ大学での交換留学が終了しました。約9ヶ月間の留学は本当にあっという間でした。交換留学を終えましたが、「まだピッツバーグで勉強したい!」という気持ちでいっぱいです。本当にこの留学生活は充実していて、たくさんのことを得ることができました。うまくまとめられるのかわかりませんが、私の留学生活を振り返って、これから留学に行かれる方に何かお伝えできたらと思っています。

日本を出発する前は、これから始まる留学生活に対して正直楽しみや期待はほとんどなく、ただただ不安しかありませんでした。今まで外国人と英語で話す機会もほとんどなく、日常会話でさえ自信がない私が、英語の課題をこなし、英語の授業を受けるなんて到底できるわけがないと思っていました。ピッツバーグについて寮に到着した瞬間、不安が最高潮になり、ここで9ヶ月間も暮らしていくのか…と軽く絶望したのを今でも覚えています(笑) 授業が始まるまでの2週間は、漠然とした不安がずっと続いていて、考えてみると、留学生活の中で精神的に一番つらかったのはその時期だったと思います。ですが、授業が始まってしまうと、毎日課題に追われる日々が続き、不安を感じる時間さえないくらい目の前のやるべきことをこなしていくことに必死でした。

私の留学生活は、せっかくアメリカに来たのにもったいないと思われるかもしれませんが、長期休暇を除くと、ほとんど課題に費やされ、図書館で過ごす時間がほとんどでした。人生で1番勉強をしたし、人生で1番本を読みました。特に秋セメスターは、英語の課題に慣れず、1つの授業のリーディングを終わらせるのに何時間もかかっていました。わからない単語ばかりで、1つ1つ辞書で調べて、何回読んでも意味がわからない文もたくさんありました。授業も何を言っているのか聞き取れないし、聞き取れてもノートをとろうとした瞬間何を先生が言ったか忘れてしまったりで、毎回授業を録音してそれを聞いて、オフィスアワーに行って、やっと授業の概要がわかるという感じでした。そんな生活でも、振り返ってみると1度も留学辞めたいとか、逃げ出したいなどは思ったことがありませんでした。理由は何かと考えてみると、やはり、私の交換留学に応募した理由が「勉強がしたかったから」だったからだと思います。勉強が大変でも、どこかに新たな知識を得ることに楽しみを感じていたし、リーディングを終えたときの達成感が私は好きでした。交換留学に来たいと思う動機は人によってそれぞれだと思うし、1番の理由が勉強でなくても全然いいと思います。ですが、交換留学と他の留学の1番大きな違いは現地の学生と同じ授業を受けられることだと思うので、勉強に少しでも楽しさを見いだせると、より交換留学に対して意義が感じられるかもしれません。

今年私の周りにいた日本人は、私を除いた他大学からの交換留学生6人、ほかにも、ピッツ大で博士課程の学生1人とピッツバーグにあるほかの大学の学生だった日本人が1人いて、私はみんなに頼りっぱなしでした。みんな本当に尊敬できる仲間で、みんなが頑張っている姿を見ていると、私も頑張ろうって鼓舞され、お互いに相談しあえる仲間でした。よく、日本人と留学中は一緒にいないほうがいいという言葉はよく聞きますが、私は、彼らがいたからこそ頑張れたし、彼らのおかげで乗り越えられたことがたくさんありました。なので、留学中は日本人と頼りあう仲間として、うまく関係を築くことがとても大切だと思います。私は彼らとともに留学生活を過ごせて本当に幸せでしたし、感謝の気持ちでいっぱいです。

この留学では本当に多くのものを得ることができました。あれだけ苦手だった読書が好きになったこと、昔は様々なことに対して、自分には無理だとやる前からあきらめがちでしたが、今はとりあえずやってみようと思うようになったこと、より国際関係を勉強したいと思うようになったことなど、この留学をしていなければおそらく得ることができなかったものばかりです。できることならもう1回留学をしたいと心から思いますが、次のステップに進むため、日本でもこの留学生活で得たことを活かして、毎日頑張っていこうと思います。

この留学を支えて下さった皆さんに心から感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。

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