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(日本語) 【留学レポート】フォート・ルイス大学 米澤優 (2015年6月)

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(日本語) 【留学レポート】フォート・ルイス大学     (吉川 真央)2015年5月

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(日本語) 【留学レポート】フォート・ルイス大学 中原 亮(2015年5月)

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(日本語) 【留学レポート】フォート・ルイス大学 吉川真央(2015年4月)

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(日本語) 【留学レポート】フォート・ルイス大学(中原 亮)2015年3月

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(日本語) 【留学レポート】フォート・ルイス大学(吉川真央)2015年3月

こんにちは、吉川です。 今月は冬季休暇中の旅行の様子を長編でお届けします。 今回の一人旅は、出発の1ヶ月前から準備を始め、10日程の旅程を立てました。交通手段はアメリカ全土に 散らばる主要都市を繋ぐ長距離列車、アムトラックです。上限が決められた乗車回数の範囲内で利用できる低価な周遊券、レイルパスを購入し、区間ごとの乗車チケットは電話予約にて確保します。 目的地は、シカゴ、ボストン、マンハッタン、ワシントンD.C.の4都市。大晦日にはマンハッタンに到着する予定から逆算し、クリスマスの25日、旅の出発点となるアムトラックの発着駅、グランドジャンクションを目指して早朝にデュランゴを発ちました。赤い線で示しているのがアムトラックの路線。各赤丸が出発、終着点のコロラド、グランドジャンクションを含む目的地です。これに沿って私の旅も左から右に進み、ボストンから南下します。 約6時間、吹雪の中のバス移動を経てグランドジャンクションに到着した翌日、まずはシカゴを目指し巨大なアムトラックの車両に乗り込みます。シカゴまでの所要時間、26時間、その悠長さに相応しい驚くべき低速でロッキー山脈を越えます。ただ、今回も車窓からの景色が楽しませてくれました。 イリノイ州、シカゴに到着したのは翌日27日の3時過ぎ。駅を出ると、そこは高層ビルに四方を囲まれたシカゴの中心街でした。宿泊予定のホステルを探して歩き回っていると、すぐに日も暮れてしまったので、一軒だけライブハウスに立ち寄り、シカゴの夜を過ごしました。 翌日はボストンへの移動日。夜の列車を予約していたので、出発までの時間を利用して、シカゴの「芸術」を楽しみました。まずはアメリカ三大美術館の一つとされる、「シカゴ美術館」に、ミシガン湖のすぐ側を散歩しつつ向かいます。 予定していた時間内で全作品を見ることはとてもできず、最後は有名な展示品を走り移動を以てとりあえず一通り見終える、という状態になるほど、その広大な館内と、膨大な所蔵数には 圧倒されました。大半の展示品は写真撮影が許可されていたので、躊躇なく撮影していたのですが、作品の展示に浮かぶ、芸術に対する意識の、日本と欧米との違いを見れたように思いました。 シカゴ美術館を後にして、次はシカゴ交響楽団のシンフォニーホールで行われたニューイヤーコンサートに参加しました。年末年始になじみ深い、ワルツやポルカの生演奏は新しい年を迎える気持ちを自然と高揚させるような華やかさに満ちていました。コンサートが終わったのは、シカゴを出発する数時間前。今度はボストンへ、約一日掛けての移動です。夜9時、クリスマスの風景が残るシカゴを後にしました。 ひたすら本を読むか、眠るか、単調に揺れ続ける列車にも飽きてきたころに、やっとボストンサウスステーションに到着。29日夜の9時でした。駅の外壁に掲示してあったユニクロの大きな 広告に驚きつつ、ホステルにチェックイン。翌日の大学巡りに備えます。30日。この日はハーバード大学とマサチューセッツ工科大学に向かいました。両大学とも、地下鉄の同じ路線上に位置し、アムトラックの発着駅であるサウスステーションから簡単にアクセスすることができます。地下鉄を降りて、改札を出ると既に目の前にはハーバード大学の敷地全体が拡がっていたのですが、広すぎて、自分の居場所さえ分からないほどでした。 キャンパスを歩くと、校舎一つ一つが世界有数の大学と称されるに相応しい歴史を纏い、各々が威厳をも醸し出しているかのような、敷地全体に漂う厳かな空気を感じることができます。キャンパスの一角に、大学の創設者とされるジョン・ハーバードの銅像があります。向かって右側、つま先の変色が見えるでしょうか。実は、「つま先に触ると幸運が訪れる」という言い伝えがあり、この日も観光客が列を成して触っていました。もちろん私も触りました。 ハーバード大学からサウスステーションへの帰路上にマサチューセッツ工科大学があります。この、政府関連の建物を思わせる象徴的な講堂には一般人も入ることが出来たので、入館し様々な学部のキャンパスを巡りながら、建物の至る所にちりばめられた、あそびを見ることが出来ました。 教員や学生しか入れない、進入禁止のエリアに、堂々と入ってしまっていたことに気付いたのは翌日、ボストンからマンハッタンに向かう電車の中でしたが、独特の学びの現場を目の当たりにできたことに大満足しつつ、朝の陽ざしの温かさを帯びるマンハッタンには、大晦日の朝、10時ごろに到着しました。この日マンハッタン、タイムズスクエアでは新年に向けてのカウントダウンセレモニーが予定されており、歩道は午前中から多くの人で混雑していました。 この日、マンハッタンのホテルはどこも高額だったため宿泊は諦め、翌日ワシントンDCへ向かう電車がペンステーションを発つ7時ごろまで島内を、主にセントラルパーク以南を歩き回りました。 夕方には警察がタイムズスクエアをバリケードで閉鎖し、いよいよカウントダウンへの興奮も高まっていました。ペンステーションにて仮眠を取り、起きると年を越すまで残り30分。すぐに外に出て可能な限りタイムズスクエアに近付きました。 集まった人々は待ちきれないとばかりに奇声をあげ、鳴り物を力任せに叩くなどして、興奮も既に最高潮に達していました。いつの間にかカウントダウンが始まり、その時を向かえた瞬間、周辺では大量の花火が打ち上げられ、見知らぬ人同士であってもハグし合うような、特別な、夢のある時間に居合わせることが出来ました。 とは言っても5分も経つと、そこに集まった100万ともいわれる人々が我先にと帰路を急ぐので数分前の空気はすぐに霧散してしまいました。私も人ごみに飲まれそうになりながら、マンハッタン島最後の目的地に向かいます。その道中、道端に溢れるごみの側でマイナスを記録した寒空の下、施しを乞うホームレスの多さと、彼らの表情が、こういった特別な日故に、この社会の不思議さを殊更強調しているように見えて感傷的にならざるをえなかったのもこの旅の特別な思い出です。 この大学で、社会学の授業を履修していると色々なタイミングで話題となるのが「9.11」ですが、14年前のことであるにも関わらず学生たちの当日の記憶はとても鮮明です。それだけあの事件の衝撃はこの平和な田舎町にも爪痕を遺すほど、強烈だったのだろうと想像します。 島の南端に位置する跡地に建設された、ワンワールドトレードセンターは昨年の11月に開業したばかりで、その大きさ故にとりあえず南を目指して歩くと必ず目に入ります。9.11を象徴するモニュメントや広告が無ければ、単に整備の行き届いた都市の一角のように見えてしまうほど、事件の悲惨なイメージを彷彿させる媒体は払拭されていました。 丸一日歩き続けた後、ペンステーションで仮眠を取り、2015年1月1日、6時頃、最後の目的地となるワシントンD.C.へ向けマンハッタンを発ちました。朝焼けの中、黒く浮かび上がるワンワールドトレードセンターが印象的でした。ワシントンD.C. ユニオンステーションに着いたのは、同日10時過ぎ、大国の首都に相応しい荘厳な駅舎を出て、中心部へ向かいます。 駅から20分ほど歩くと早速、国会議事堂が見えますが残念ながらドームの工事中でした。ホワイトハウスや、リンカーンモニュメント、ワシントン記念塔など、おなじみの巨大な建造物の存在感はその重厚さと相まって、ただ観ているだけでも体力を吸い取られている様な力強さを感じました。また角度や時間帯によって各々の見え方も様々で、それは美しくもありました。 自分が立っているこの場所が、アメリカ歴代大統領の就任式会場となり、ベトナム戦争に反対した10万人の群衆によって占拠され、キング牧師の「I have a dream」に耳を傾ける20万人もの人々によって埋め尽くされていたことを想像すると、自らも歴史の流れを継ぐ支流の一滴であることが再認識できるような、不思議な場所でもありました。気付くと、前日から40時間以上も、仮眠だけで歩き続けていました。携帯の万歩計はマンハッタンの夜と合計で5万歩を記録しており、旅の興奮に任せて30キロ程も歩いていたようです。国会議事堂がライトアップされ、電話のバッテリーが切れてしまったのを合図に、ホステルに戻り旅行先での最後の夜を早目の就寝で終えました。 この後、アムトラックの車内で過ごした丸2日を経て、私の10日間の旅はようやく終わります。総移動距離、7550km。想像をはるかに超える、学びの多い旅となりました。
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(日本語) 【留学レポート】フォート・ルイス大学(米澤優)2015年3月

こんにちは。英米学科2年の米澤です。早いものであと残り2か月で授業がおわってしまい、時の流れの速さを感じています。私の大学は現在大雪が降っていて一面真っ白です。先週も大雪のため授業が休校になりました。   今回は私が立ち上げた音楽サークルと音楽の授業についてのレポートを書きます。 昨年の9月から授業が始まりなにか音楽系のサークルを探していたので、いろんな人に聞いてみましたが音楽がしたいのなら授業しかないと言われ、クラブを作っちゃえば?というアドバイスをいただきました。最初は絶対無理だと思っていたのですが、留学でやり残したことを作りたくなかったですし限られている時間を充実させたいという思いもあったので頑張ってみようかなという気持ちになりました。そして北九州大学でアカペラサークルに入っていたこともありアカペラクラブを作ろうと決心しました。クラブを作るのは部員が最低4人と顧問の先生が一人必要でした。そのため、まず合唱のクラスに訪問してアカペラクラブを作りたいので興味があったら入ってね!と宣伝しに行ったり、ブースを設けて勧誘をしたりしてなんとか人数を集めることができアカペラクラブが誕生しました。それから週に1、2回練習を行っています。現在は日本人の生徒で企画しているイベントのステージに出させともらえることになったのでみんなで練習しているところです。今まで率先して新しいことを始めたりリーダーになったりすることがあまりなかったのでどうすればよいのかわかりませんでしたがたくさんの人に助けてもらってクラブを立ち上げることができしたいことができてとてもうれしく、感謝しています。     そして、今学期はChoirという合唱のクラスも取っています。半期に2回ずつコンサートがあり、先週コンサートがありステージに立ちました。練習はとてもにぎやかでとても楽しいです。とてもおすすめの授業です。  
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【留学レポート】フォートルイス大学     (中原 亮)2015年1月

新しい学期が始まり再び慌ただしい毎日を送っている中原です。こちらは最近比較的暖かい日々が続いていますが、雪は一部ずっと降り積もったままです。という訳で先日はこんなものを作ってみました。           さあ、前置きはこのくらいにしまして、今月は日本語教室についての紹介をしようと思います。私は現在Durangoのダウンタウンで週2回ほど開かれている日本語教室に先生の補助のような形で参加しています。きっかけは10月頃に出会った1人のアメリカ人学生がその教室に通っていて紹介してくれたことでした。先生はアメリカ人で、以前に日本で日本語を学習しその後日本の某大学で日本語を教えていました。そして、生徒は基本的に現在6,7人ほどで、高校生から大学生、社会人までいます。  日本にいる時からある学習塾でアルバイトをしていたこともあり、「教える」ということは好きなので、ここで過ごす時間はとても楽しいです。ただ、私は正直日本語指導のスキルがあるわけでは一切ないので、「教える」というよりも、「一緒に学んでいく」といったスタンスでいます。彼らにとってもそして私たち日本人にとってもお互いにいい刺激になっていて、非常に楽しい時間です。       私がこの教室を通して強く感じるのは、日本語をマスターしたいという彼らの強い思いです。1人の学生は来年からの日本への交換留学を目指していて、その他にも将来的に日本を訪れたいという思いを持っている人たちばかりなので、こちらとしても身が引き締まる思いがします。日本語は複雑な文法も多く漢字もややこしいのでなかなか第二言語として習得するのには難しいのだろうなと感じますが、それに臆することのない彼らの真剣な眼差しに、私も負けていられないと自分の今回の留学へのモチベーションも高まっているような気がします。  つい先日は日本語教室の特別イベントということで、Japanese Movie Nightを開催しました。題材の映画は、『となりのトトロ』。皆で周りの友人に声をかけた結果、全部で70名超の人数を集めて無事成功させることができました。       映画鑑賞の前には余興として琉球大の友人と一緒にギターと三線のセッションでトトロの主題歌を演奏しました。             また、鑑賞中のおつまみとして小さなおにぎりも販売。200個ほど作り見事完売させました。こちらは売り子さんたちです。笑 ちなみに一番右端の方が日本語教室の先生です。         準備から全て基本的に手作りのイベントだったので、日本語教室の先生や周りの友人たちと一緒に今回の成功を共有することができ非常に楽しかったです。今後も定期的にこのイベントを続けていくつもりなので、また今回のように楽しめたらと思います。  最後に、言語を学習することの意味とは何でしょうか。我々日本人にとって英語を学習することの意味とは多くの場合、国際共通語としての英語の習得により現在のグロ―バルな社会に対応していくためといった側面が強いように感じます。しかし彼らにとっての日本語を学習する意味とはそういったものと少し違ったものではないかと私は推測します。ではそれは何であるか。それは、純粋な日本に対しての興味・関心です。それはよく巷で言われるアニメやオタク文化などの日本のサブカルチャーというだけではありません。1人の生徒の父親はアメリカで空手の先生をしています。またある生徒の父親は多国籍企業で勤めておりその関係で日本には短期間ではありますが2度滞在したことがあります。またある生徒は小さい頃から日本の武道に憧れを抱いていて、合気道を習っていたり自分で尺八を買って家で練習していたりします。私は言語の習得の中にその地の文化への尊敬を見るような気がしています。言語の習得なくして本当の意味での文化の理解は不可能だとも感じます。我々日本人はその辺りのことにもっと気づかなければならないのかなと感じさせてくれる、私の大好きな日本語教室です。       ~番外編~ 今こちらでは私は春学期に入りました。その前に冬期休暇が3週間ほどあったので、そこでの旅行の様子を少し紹介します。  まずは、クリスマス前に行ったフロリダ州の中のOrlando。はい、そしてOrlandoといえば、、、      そう、Walt Disney Worldです!私の友人がそこでバレンシアカレッジプログラムのインターンシップに参加していたので、こちらにいる間に会おうということで今回の旅が実現しました。もう1人また別な地で留学している友人とも現地で合流し、つかの間ではありましたがそこでの時間を大いに楽しみました。また、その他にもKennedy Space Centerにも行きました。昔から自分が宇宙に関心を持っていて本当にアメリカで訪れたい場所の1つであったので、実際に行って本物のスペースシャトルを見学できてただただ感動でした。      そしてフロリダから帰ってきた後、年末にはこちらの友人とバンを借りてGland Canyonまで行ってきました。もう「壮大」の一言に尽きます。圧巻でした。アメリカの自然は日本のものとはスケールが全然違うのでとても興味深いです。              
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【留学レポート】フォート・ルイス大学   (吉川真央)2015年1月

  こんにちは、吉川です。 年が明けて11日から春学期が始まりましたが、同時に留学生活も残すところ4ヶ月ほどとなりました。今月は、長期休暇を利用して行った旅の様子をお伝えします。             昨年11月後半のサンクスギビング、10日間ほどの期間が留学生活始まって以来の長期休暇となり、コロラドの州都デンバーと、グラナダという、州の南東に位置する小さな町に向かいました。州都までは車で約6時間かかるため、ルームメイトの運転する車で早朝に出発し、ひたすら走り続けます。出発から1時間ほどでロッキー山脈に入り日本とは違う表情の山肌がそり立つすぐ真横を走り抜け、更に山を超えると延々と続く平地を真っ直ぐに貫く道と、山の中腹あたりまで雪に覆われた壮大な山々が眼前に拡がります。6時間寝る間もなく、見たことも無いような景色を楽しみながら道中を過ごしました。                         デンバーに到着したのは夜の7時ごろ、「西のウォールストリート」と呼ばれる17番街を抱えるにふさわしい近代的なビル群を前方に見ながらに街に入ります。実はコロラド州は、日本人にとって心理的に距離の近い場所ではないかと思います。デンバーに2日滞在した後に立ち寄ったグラナダには、第二次世界大戦中に日系人を収容したアマチ収容所跡がのこされており、デンバー市にはサクラスクエアと呼ばれる日系人が多く住むコミュニティーも存在します。                                                                            サクラスクエアの一角には小さな公園があり、日系アメリカ人を支援した3人の銅像があります。一番右側に位置するのが、かつての州知事、ラルフ・ローレンス・カーでした。「収容所」と聞くと、自然と、劣悪な環境下での過酷な労働等を想像してしまいますが、アマチはアメリカ全土に設けられた11の収容所の中でも収容された人々に特別の配慮がなされた例外的な場所で、その背景には日系人への差別的政策に常に反対していたカーの人道的な思想があったということです。                                              デンバーから南へ約4時間走り続けると、上の地図の赤い矢印で示した地域に到達し、これまでとは異なる緑の少ない殺伐とした風景が目につくようになります。かつて日系人の収容所があったグラナダは、全てが乾いたような殺風景な街でした。小さな資料館に立ち寄った後、跡地に向かいます。写真の様に、見渡す限り乾燥した大地が続き、枯草とサボテンに覆われたような水気の感じられない土地で、当時の生活は大変苦しいものだったことが想像できました。                                     アメリカ兵が収容者の監視に使った塔と、 タンクを再現したもの以外、何もありませんが、住居や、教会などの基礎部分が当時のままのこっていました。私と同じルーツを共有する彼らが、アメリカ兵の監視の下、生命力の感じられない土地でどういった生活をしていたのか、当時そこに住居があったと思われるスペースの中に入りながら考えましたが、きっと自らのアイデンティティーが納まる場所を失い、自身の存在に常に疑問を抱きながら不安な毎日をおくっていたのではないかと想像しました。      カーの取り組みにより、アマチに収容された人々は比較的良い環境で暮らすことが出来たという事実を救いとし、土地の様子から想像される過酷な生活のイメージと折り合いをつけながらグラナダを後にした直後、前方に温かな夕日が拡がります。当時の人々も目にしたかもしれないその夕日を車内から目にし、彼らの様々な思いを受け取ったような気持ちにもなりつつ、4日間の旅を終えました。                       今回は思わぬ長編となりましたので、年末冬期休暇の一人旅の様子は、近日またお伝えできればと思います。
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【留学レポート】フォートルイス大学    (吉川真央)2014年12月

 こんにちは。吉川です。  先日、秋学期の期末考査を全て終え、無事に冬期休暇に入ることが出来ました。今回はいつもと趣を変え、4ヵ月間、アメリカで学びの環境に身を投じつつ考えていたことをお伝えしようと思います。  10月のレポートでも触れたように、こちらの授業風景は日本のそれと大きく異なっていました。前の席に足を投げかけ、物を食べながら参加している学生も少なくないことは写真でも紹介した通りです。ただ数か月間を経て、それは日々の学習態度の延長線上にあるものではないかと思うようになりました。きっかけとなったのは、図書館に用意された学習環境です。先月のレポートには、ソファーが置いてある様子を撮影した写真を添付しましたが、その他にも一般的な勉強机が2種類ほど、至る所に設置してあり、更にはグループ学習ができるように、小さな部屋を貸し切ることも可能です。つまり学生は、図書館の中であっても自分の勉強スタイルに合わせて、リラックスしながらも集中して学習できる環境をその都度選択することができます。このような環境が日常的に整備されていると、各々が抱く「学習時にとられるべき姿勢」へのイメージは自然と柔軟に多様化し、自由な発想を促す土壌を創ることにつながると思います。このことをあるクラスメートに話すと、ハンバーガーを作りつつ授業に参加しながらも、優秀な成績を収めていた友人がいる、という話をしてくれました。根底には、若者の知的な潜在力に対する期待、信頼と、それが引き出される環境が一つではないことを社会全体としてなんとなく理解、共有できていること、更にその過程で発生し得るただの迷惑行為も大目に見る寛容さがあるのではないかと考えます。特に最後のポイントに関して、例えば期末考査期間中、通常は22:00で閉館する図書館は25:00まで開館しており、十分な量のコーヒーと軽食が振舞われていました。図書館での、飲食物の積極的な提供は勇気がいることだと日本的感覚で想像しますが、学生が勉強に打ち込める雰囲気、環境を整えることを優先しているということだと思います。                                       図書館の利用率は高いように見えます。期末考査期間中はもちろんでしたが、普段から多くの学生が夜遅くまで利用していますし、先日紹介したフィッシュボールは学生の有無に関わらず24時間、毎日開放されています。とは言っても彼らの多くが日本の学生と相対して学習意欲が高く、自主的に勉強机に向かっている、というわけではないと考えています。アメリカの学生が基本的によく勉強しているように見えるのは、ほぼ全ての授業で大量の課題が出され、逃げ場がないからやるしかない、という背景があるからではないでしょうか。ただその中で、より多くの学びと気付きが結果的にあることは間違いないと、この数か月間彼らと共に学びながら考えていました。   今回は少し地味なレポートとなりましたが、また別のテーマで今後数回、こういったものを書こうと考えています。   明日、25日からは東海岸の主要都市を転々とする鉄道での旅に出発します。次回はその様子と、サンクスギビングの休暇を利用して旅行したコロラド州内の興味深い観光スポットについてお伝えしようと思います。
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