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2025年2月【留学レポート】マカオ大学 外国語学部英米学科 I

2025年05月08日

みなさん、こんにちは!マカオ大学留学中の英米学科Iです。

2月、私は頻繁に体調を崩しました。
今まであまり体調を崩してこなかった私にとって、こんなにも頻繁に体調を崩すのは初めてで、しかも海外でこのような状況になってしまったことで、精神的にも少し辛い月となりました。
今回のレポートでは、今月の多岐にわたる私の体調不良について、そしてその都度の私の選択、そして反省点を綴りたいと思います。このレポートを読んでくださるこれから留学に行く予定の方にとって、“海外留学中の体調管理“という点で少しでもお役に立てるレポートになれば幸いです。

最初に体調を崩したのは、2月の初めでした。
ちょうどその時はこちらの旧正月のお休み期間で、中国本土の友達のお家に1週間ほどホームステイをさせていただいたのですが、マカオ大学に帰ってきてから、鼻水や倦怠感などの症状が出て、残りの休暇をほぼ寮の部屋のベッドで過ごすことになりました。原因は、おそらく私の1月の生活にあると思っています。私にとって1月は、新学期が始まった月であり、また交友関係や人間関係が大きく変化した月でもあって、いい意味でとても体も心も休まることのない忙しい生活を送っていました。本当に新しい経験が盛りだくさんの月でした。その新しい経験を全力で楽しみつつ、1月に詰まっていたその楽しい予定が全て無事に終わって、気持ちが緩んだのだと思います。学内に無料で受診できる病院があるのですが、以前に英語があまり通じないとうわさで聞いていて、加えてお休み期間でこちらの友達がみんなお家に帰ってしまっていたので、通訳を誰にも頼めない状態でした。結局、1人で行く勇気が持てずに、結果的に日本から持ってきていた薬でなんとか回復させました。

次に体調不良になったのは、その3週間後くらいで約7,8年ぶりに38度台の熱を出しました。頭が痛くて、倦怠感もあって辛かったです。でもその時、ちょうど中間テスト期間前で、加えて、個人的に絶対に外せない予定が何個か詰まっていて、一刻も早く完治させたい状況でした。こちらの友達が、一緒に学内の病院に行こうと言ってくれていたのですが、なぜかその時、病院に行ってしまったら、直近の大事な予定を全部キャンセルすることになると思ってしまって、自力で治してやると思って行きませんでした。振り返ってみると、その決断を下した自分が情けないと心から思います。こちらの友達が薬をくれたり、ルームメイトのKさんが、りんごを買ってきてくれたりしてくれて、本当にそのおかげで4日ほどで回復することができました。

そしてその1週間後に、まさかの人生初の食中毒にかかりました。そして症状が出た時、実は香港旅行中で、香港の滞在先ホテルで激しい腹痛と嘔吐と下痢(汚い話になってごめんなさい。)に襲われました。過去のレポートで、お伝えしたことがあると思うのですが、香港とマカオは比較的近く、バスで3時間くらいのところにお互い位置しています。苦渋の決断だったのですが、その日中に香港からマカオに帰って、マカオ大学に到着した瞬間に今度こそ、学内の病院を受診しようと決断しました。ホテルを出発して、地下鉄を乗り継ぎ、バスを使って、香港からマカオ大学まで帰る3時間の道のりは、本当にきつかったです。乗り継ぎの駅に到着する度にトイレに駆け込んで、ベンチでぼーっとする時間もありました。この経験はとても辛くて、一生覚えていると思います。どうにかマカオ大学に到着し、病院にかかることができました。看護師さんも先生も本当に優しくて、症状を細かなところまで分析してくれて、どのように対応すればいいのか、そして処方してくれる薬についても細かく説明してくれました。お医者さんも看護師さんも英語がとても堪能で、少なくとも担当してくださったお医者さんと看護師さんは、英語が通じないなんてことは全くありませんでした。そして、今月の初めからどうして早く行っておかなかったのだろうという後悔に襲われました。薬をもらって、次の日丸一日ベッドで過ごすと、頭痛も吐き気も下痢もなくなって、病院に行くという決断をした私を褒めてあげたいと心から思いました(笑)。症状が治まってからも、3日~4日くらいはまだ胃腸に少し違和感があり、食欲が戻らず、完璧な元通りの体調ではなかったのですが、幸いにも授業をスキップすることなく生活を送ることができました。食中毒の原因ですが、おそらく症状が出る2日前の夜に食べた、焼肉屋さんでの牡蠣が原因だろうと思います。

そして、その1週間後くらいに細菌性の結膜炎にかかりました。学内の病院が眼科も対応しているか不安だったのですが、ためらうことなくすぐに病院に行って目薬をもらいました。その目薬を使うと、効果が実感できて今回もすぐに治すことができて安心しています。

振り返ってみると、私は最初の方の体調不良を、無料ですぐに治せる環境にいるのにも関わらず、私自身の変な意地のせいで、そのめぐまれた環境を台無しにしてしまっていました。そのせいで、友達にも迷惑をかけたし、私自身も長い間苦しむことになりました。これから留学に行かれる皆さん、もしかしたら留学先で、今まで経験したことのない病気にかかることがあるかもしれません。そしてその時、海外で体調不良になるという事実を拒否したくて、私は大丈夫!寝ていたらすぐに良くなる!と思い込みたくなる気持ちになるかもしれません。(少なくとも私は学内の病院に行きたくなくて、自力で治してやる!!と思ってしまいました。)でも日本じゃないからこそ、海外だからこそ、食事も気候も言語も文化も全く違う環境にいるからこそ、一刻も早く元通りに戻るためにも、自分に与えられている環境、機会に素直に頼ること、私の場合、学内の無料の病院にかかることが大切なのだと思わされました。

このレポートを読んでくださった、これから留学に行く予定のある皆さんが、健康面でこのような選択をした私を反面教師にしていただけると嬉しいです。もしも留学中に体調不良になった時には、素直に医療機関に頼っていただければと思います。そして、留学中に旅行に行く際も、たとえ近場であっても、薬を持参することを強くお勧めします。

補足ですが、マカオ大学では、正規生、交換生関わらず、全てのマカオ大学の学生に一年間の病院の受診料、薬代を無料にしてくれる健康保険を提供しています。新学期の初めに案内があって、確か130パタカ(2600円弱くらい)でした。おそらく何科にも対応していて、一年の最初に保険に入れば、何回行っても無料なので、とても良い保険だと思います。マカオ大学に交換留学をされる予定の皆さんはぜひ加入することをお勧めします!!

長くなりましたが、ここまで読んでいただいてありがとうございました!

旧正月に友達のご家族と

 

所属している寮のバンドチームの最後の公演