【留学レポート】フォートルイス大学 外国語学部英米学科4年 A.H 2019年4月
2019年05月07日
あっという間に4月ですね。御卒業・御入学おめでとうございます。さて、今月も内容盛り沢山です。3月26日から30日までMBAA International というシカゴで開催された学会にFLCでManagement や Ethicsを教えていらっしゃる高野かおり先生と参加しました。テーマはOverwork Death and Workplace Harassment in Japan: Lessons Learned From the USA で、過労死やパワハラについてリサーチをして発表しました。
2018年9月:学会に挑戦することを決める
10月初旬:ペーパーを書くためのデータを集める
中旬:集めたデータをもとにペーパーへ
完成したペーパーをチェック
10月22日:ペーパーを提出
2019年1月:ペーパーが受け入れられ、
3月に開かれる学会で発表できることに
2月:オンライン上でconferenceの登録
ペーパーの要旨(abstract)の提出
3月:ペーパーの内容に基づいて発表用のスライドを作る
完成したスライドを修正
プレゼンで話す内容の打ち合わせ
3月26日:シカゴへ
27日:プレゼンの練習を2時間!
28日:プレゼン当日
29日:先生の発表を見学
30日:Durangoへ
シカゴに行くまでとシカゴでの日程です。このようにペーパーが受け入れられると学会でそのペーパーについて発表することができます。シカゴへ至るまでの道のり、シカゴでの発表を経て、リサーチの仕方、学会に出すようなアカデミックなペーパーの書き方、またpublic speakingについて学ぶことができました。
特にどのようにして信頼できるデータを集めるのか、そしてその分析、見せ方はリサーチの中でとても重要だと感じました。例えば、大きな数字の増減をグラフにするとき、0をスタートとして作ったグラフと200をスタートとして作ったグラフでは同じ数字の増減を表しているのに全く違うように見えるのです。さらに、どのようにして言語の壁を超えて発表するのかということを学べたのは貴重でした。
何よりも、第二言語なので間違いがないかのチェックや練習は必須です。ついついスライドの中身を全て話そうとしてしまって、時間配分に失敗すること、まとまりに欠ける、とっさに英語が出てこないということが起こりえます。それを避けるために、結論に重きを置いた時間配分と各スライドを一行で説明することがうまくプレゼンをするコツなのだと学びました。これらの経験は日頃の授業でのプレゼンにも生きています。常に論を展開する際にそれを支える信頼できるデータと結びつけて示す癖がつきました。留学中に‘このような貴重な経験ができて光栄でした。
写真は、学会があったヒルトンホテルの近くにあるThe Art of Institute of Chicagoです。
合間に少しだけ観光もできました!