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2022年6月 【留学レポート】ブレーマーハーフェン大学 外国語学部英米学科4年 Y.M.

2022年08月16日

今月は4月の報告で少し述べた日常生活について特に焦点を当ててレポートします。

その中でも書きたいことをいろいろ脈絡なく綴っているので読みづらいかもしれませんがご容赦ください。

始めに買い物について、ドイツでは日本と同じようにスーパーやショッピングモール、店の並ぶ通りがあります。それに加えて町の広場などで新鮮な食材を揃えた朝市が定期的に出現します。日本と違うところはスーパーに鮮魚コーナーがなく、代わりにチーズと肉類を量り売りしてくれるブースがあります。これらのブースで買う食材はおいしいので挑戦してほしいです。調味料に関しては現地に滞在していると日本のものを使いたいと思うかもしれません。ただドイツでは日本ほどしっかり調理するというよりは何かを軽く焼いたり、冷凍のピザやラザニアをつまんだりと手軽なものをよく食べている印象です。スーパーで列に並んで周りを観察していると調理不要の食材を買っている人が多数派に見受けられます。

そのため、日本食っぽいものを作るときの調味料は醤油とめんつゆがあれば事足りるというのが個人的な感想です。アジア食料品店で手に入ります。自身はみりんの処理に困っています。

次に外食について、私は友人と、もしくは旅先でしか外食をしないようにしています。自炊と外食では圧倒的に値段が違います。外食をする場合は最低でも1000円ほどかかります。ふつうのレストランだと2000円は簡単に行きます。円安でかなり苦しいです。しかし、ウクライナでの戦争前からドイツにいる留学生やドイツ出身の学生も物価が上がっているといっていたので厳しいのは日本人だけではないようです。ネガティブな話になってしまいましたが普段節約して、旅先で伝統料理や名物を思いっきり楽しむのがおすすめです。

交通について、日常の移動手段はバスです。こちらの大学では授業料が特になく代わりに300ユーロほどのセメスターチケットを学期の最初に購入します。これが学生証かつ市内バスの乗り放題パスになります。そのため通学には困りません。バス路線は北の郊外から南のIKEAまでほぼ一直線に伸びていて、途中大学や駅を経由するので便利です。ただ途中2パターン(502,508,509番と504,505)に分かれるのでそこは注意が必要です。かなり合理的に敷かれているので利用者も多くそれなりに混みます。市外に出るときは電車を使います。

セメスターチケットを持っているとRE(Regional Train)などの列車が特定の範囲内で乗り放題になります。近郊の最大都市ブレーメン、ハノーファー、ハンブルク(Hamburg-Harburg)までは好き勝手に行けます。現在は9ユーロチケット制度というドイツのエネルギー消費抑制政策の効力がセメスターチケットに付与されてドイツ全土のRE列車や各市のバス、地下鉄、路面電車が乗り放題です。こういう情報は大学からのメールやウェブサイトで知らされるので確認してください。ただし、日本の特急や新幹線にあたるICEやICなどの長距離特急は対象外なので気をつけてください。長距離特急はベルリンやフランクフルトなど3-4時間以上かかりそうな移動の時にうってつけです。安ければ40ユーロほどでチケットが買えるそうです。私はOmioという日本語対応のアプリでチケットを買っています。長距離特急の中にはスイスのチューリッヒやベルギーのブリュッセルまで伸びているものもあったので周辺国に行く際にも活用できます。最寄りのブレーメン空港からはロンドンのスタンスステッド空港までの飛行機が出ているのでイギリスに行くことも可能です。

日本と違う面白い部分として、自転車用道路がとても整備されているという特徴があります。自転車で移動する人も多く列車には自転車を載せる車両もあるので列車と自転車で各地を旅するというワクワクする体験も可能です。加えて、最近日本でもニュースになっている電動キックボードですが、ドイツの大都市ではとても普及しています。キックボードに貼っているQRコードを読み取りアプリ経由で決済し、移動した後はその場(禁止区域以外)で乗り捨てられる交通手段です。この仕組みが比較的安全に成り立っているのはキックボードが自転車レーンを走ることになっているからだと思います。日本に帰る前に一度挑戦してみようと思います。

まだまだ書きたいことはありますが、今月はここで終わります。長くなりましたがお読みいただきありがとうございました。