2022年9月【留学レポート】カリフォルニア州立大学モントレーベイ校 文学部比較文化学科3年 S.T.
2022年10月28日
こんにちは。カリフォルニア州立大学の9月分です。Time flies.という言葉の通り、充実した日々はあっという間に過ぎていきます。今回は、主に大学のことについて、環境、授業、平日の過ごし方をお伝えします。
まず天気は、霧・曇りのち晴れが多いです。写真のように朝は濃い霧に覆われていても昼間は雲一つない快晴になる日もあります (写真①②)。朝晩と昼で寒暖差が激しいため、半袖の上にスウェットを着て温度調節をすると良いです。雨が降ることはほとんどなく、現地の学生に好きな天気を聞くと「雨」と答える人が多いことに、日本との気候の違いを感じました。私にとっては、週末の計画を立てるときに天気の心配をしなくていいのが嬉しいポイントです。また、寒い曇りの日でも紫外線は強く、半日外にいただけで頭皮が真っ赤になったので、帽子は毎日身に着けています。大学は自然豊かで、リスは毎日のように見かけ、タヌキも目撃できます。他にも、大学内の芝生の上でピクニックをしたり(写真③)、「Monterey Bay Adventure Sports」という授業で大学敷地内の大自然を自転車で駆け抜けたりするなど(写真④)、大学にいるだけでアメリカならではの環境を十分に満喫できます。
私は現在6つ授業を取っていますが、中でも好きな授業はスペイン語です。大学が始まってすぐにできた友達がメキシカンだったため、スペイン語に興味を持ちました。もともと新しい言語を学ぶことが好きだったこともあり、想定外でしたが履修することに決めました。初めて学ぶため、ビギナーの授業を取っていますが、親がスペイン語を話す家庭の生徒が多い上に、授業は9割スペイン語のためチンプンカンプンのまま授業が終わることもあります。そのため、授業後に先生に質問したり、友達のノートを写真撮らせてもらったりしてなんとか食らいついています。先日中間テストがあり、週末は8時間以上勉強しました。テストの出来はまあまあでしたが、その後、他の授業でラテン系の映画を観たときに、ところどころスペイン語が聞き取れ、気分が弾みました。カリフォルニアはメキシコから移住してきた人が多く、食堂で働いている人はスペイン語で会話しており、ショッピングにでかけても、どこからかスペイン語が聞こえてきます。友達も3・4割はスペイン語が話せるため、勉強のよいモチベーションになっています。
この大学は前述した「Monterey Bay Adventure Sports」などユニークな授業があることも魅力的ですが、授業外のアクティビティも非常に充実しています。毎週ZUMBAエクササイズが催されたり、図書館のMakerspaceではいつでもビーズのブレスレット(写真⑤)などを無料で創作したりすることができます。私は他に、日本語クラスのアシスタントや、クラブ活動への参加、サービスラーニングの一環で小学校の日本語授業に参加するなどして、平日を過ごしています。この大学は、日々刺激を受けられる機会が豊富にあります。
毎日のように新しい出会いや経験ができる今の環境が幸せで、まだ日本はそれほど恋しくありません。長いようで短い留学生活、一日一日を大切に過ごしたいです。