2024年2月【留学レポート】サラワク大学 外国語学部中国学科3年 R.M
2024年03月05日
マレーシアのサラワク大学に留学中の中国学科3年R.Mです。今月は自然豊かなボルネオ島に位置するサラワク州ならではの体験と生活の中で感じることを共有させていただきます。
まず、サラワクにはオラウータンがいるwildlife centereが2つあります。私はその両方に行き、Matang Wildlife Centereではオラウータン保護のボランティアプログラムに参加しました。怪我などの理由でジャングルから降りてきたオラウータンを保護しているそうです。餌の準備や、保護スペースの清掃、大きな葉を使った巣作りなどを体験しました。近くでオラウータンを見ることは初めてで新たな学びがありました。
ボルネオ島には国立公園がたくさんあります。公園内をガイドさんに案内してもらいながらナイトウォークをした時には野生のモモンガやタランチュラなど日本では見ることのできない動植物を観察しました。他にもワニ動物園でワニの餌やりショーを楽しんだり、サラワク文化村ではイバン族の吹き矢やダンスのパフォーマンスを見たり面白い経験がたくさんできます。
サラワクはマレーシアの中でも地域よりも宗教が寛容だそうです。例えば、他の地域ではマレー系、中華系、インド系のお店があれば、該当しない民族系のお店に入ることさえ許されなかったり、異なる宗教の人と同じ食卓を囲むことができなかったりすることもある聞いた時は、日本との文化の大きな違いに驚きました。
中国学科の私がこの地を留学先に選んでよかったなと思うことは、中国系の割合が多く、中国語が通じることが多い点です。場所によっては中国語しか聞こえず、自分がどの国にいるか一瞬わからなくなるほど、中国語に囲まれることもあります。中国語で話しかけられることも多く、自分の中国語力を試すいい機会にもなります。もちろん英語で返せばすぐに相手も英語に切り替えてくれるので中国語を話せなくても何も問題はありません。
いろいろな言語や宗教、文化が当たり前に混じり合っている「多様性」を感じる環境です。英語も中国語も頑張りたい人にもお勧めします。
留学先を選ぶ際の参考になれば幸いです。