2024年9月【留学レポート】タマサート大学 外国語学部 国際関係学科 Y.O.
2024年10月04日
こんにちは。日本は残暑が厳しい時期だと小耳に挟みましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?タマサート大学から失礼しますY.O.です。タイでの生活も2ヶ月が経過しようとしており、時の流れの速さを実感している次第です。9月は、授業は勿論のこと、様々なイベントに参加する機会をいただき、出身国や学部を問わぬ交友関係を築けているように感じています(英語の実力はまだまだですが、日々、当たって砕ける精神で臨んでいます笑)。
特に2泊3日で行われたアユタヤへの宿泊体験は、農業や調理体験などを通して、バンコクとはまた異なる、自然と共存する人々の暮らしを垣間見ることができました。また、宿泊ということもあり、カルチャーショックを受ける場面も多々ありましたが、それも含めて、良い学びになったと思います。「楽しさの中で学びを見つける」ということを大切にしているようで、このイベントも、私が所属する学部(PBIC)が費用を負担してくださいました。充実した毎日を過ごさせていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
前置きが長くなりましたが、本日は渡航前留学先での授業開始前にかけた一連の流れをお話させていただきたく思います。タイに興味がある方も、そうでない方も、留学等に際して参考になるお話ができれば幸いです。
〇留学前
留学前には、タマサート大学や奨学金に関連した各書類の提出やビザの取得、健康診断、ワクチン接種などで、慌ただしい時間を過ごしていたことを覚えています。私は元々スケジュール管理が苦手な人間なのですが、このときばかりは1つずつ紙に書き出すことを心がけていました。書類の準備やビザに関しては国際教育交流センターの方々もサポートしてくださいますので、丁寧に確実に用意することを心がけると良いと思います。健康診断については、担当してくださる病院を探すのに一苦労しましたが、何とか無事に終えることができました。こればかりは自分で探すしかありませんが、各自治体では、希望する項目の診断を行ってくれる病院を案内してくれるサービスがある場合もあるので、そちらに問い合わせてみるのも1つの手かもしれません。
また、ワクチン接種に関しては、地元の大学病院の先生にお願いしました。ネット記事などには、あれこれ打っていくべきと書かれているため、戸惑ってしまうかもしれませんが、医療に関連する事柄の独断は危険です。必ず病院の先生に相談してみましょう。相談の結果、私はA型肝炎及びB型肝炎のワクチンを接種しました。狂犬病ワクチンの接種についてよく聞かれるのですが、これに関しては摂取の仕組みが複雑なので、ぜひ病院で尋ねてみてください。(どのワクチンも接種自体は任意でしたが、複数回の摂取で確実に1ヶ月はかかるので、ご希望の方はお早めに!)
〇渡航時~アパート到着・入居まで
旅行会社を通して、タイ航空が運営する福岡空港からスワンナプーム空港(Suvarnabhumi Airport)への直通便を予約し、当日はそちらに搭乗しました。タイ航空から直接予約した方が費用の面ではお得だと思いますが、当日のトラブルなども鑑みて、私は旅行会社を通しての予約にしましたので、皆様はご自分の判断で予約されると良いと思います。フライトの時間は6時間ほどでしたが、機内でのサービスは非常に丁寧でした。しかし、乾燥を始めとして快適とはいえない部分もありますので、マスク等のグッズはあってもよいかもしれません。
到着すると、入国審査と荷物の受け取りがあります。一人で通過するのは初めてでしたので、緊張しましたが、そこまで時間は要さなかったように思います。落ち着いて1つひとつクリアしました。
アパート到着までは、日本人の知り合いにサポートしてもらいました。本当に感謝しかありません。空港からMRT(電車)とタクシーを利用したので、費用は全体で200B強程でした(現在のレートは1B=4.2~4.5円ほどです)が、現地に知り合いがいない方、1人で移動する必要がある方は、Grabというタクシーアプリを登録すると、空港のタクシースポットが簡単に利用できるようなので、ぜひお試しください。
アパートに到着後は、デポジット(現金)を支払い、部屋に向かいました。異国の環境に緊張して疲れていたこともあり、初日は近くのセブンイレブンで夕食を購入(翻訳機を駆使)し、早めに部屋で休みました。現時点で住居の名前を公表することはできませんが、タマサート大学からアパートのリストをいただきましたので、そちらを参考にしました。連絡は主にLINEを用いて英語で行い、担当の方にお願いして候補となる部屋の写真を見せてもらいながら、できるだけ自分の希望に沿った形での入居が可能になるよう努めました。
また、初日の時点でいくらか現金が必要な場面がありましたが、皆さんが渡航する際も、恐らく同じだと思います。スワンナプーム空港の地下にある交換所のレートが良いようで、そこを利用する方が多いようですが、私は初めての一人渡航からくる不安と必要な金額を確実に用意してから向かいたいという気持ちから、日本の銀行であらかじめ交換していました。いずれにしても、街に向かう前までに、現金は確実に用意する必要があります。
〇入居後
偶然にも同じアパートに入居することになった他大学の日本人学生(同じ学部に所属しており、今では良いお友達です)と連絡を取っていたので、入居翌日には一緒に買出しに行きました。観光に行かれた方もいたようですが、生活感がない部屋は精神安定上よろしくないと思いますので、無理をしない範囲で、まずは住居から整えることをお勧めします。初めてのショッピングセンターに2人心を躍らせながら、買いものしたりご飯を食べたりしました。渡航前に色々吟味してスーツケースに詰め込んでいったのですが、タイでは数多くの日本製品が取り扱われており、加えてタイ製品の質も悪くないので、日本での渡航準備の際にそこまで切羽詰まらなくてもよかったのかなと感じたほどです。その日は一日かけて買い物をし、帰宅しました。家がある程度整ったときの感動と安心感は今でも忘れられません。
また、別の日には、タイ人の友人に、バンコク観光に連れていってもらったため、これに乗じてSIMカードとホームルーターの契約を手伝ってもらいました。店員さんは英語でのやりとりになれていない方も多く、翻訳機ではやや心許無いので、契約に行く際はタイ人のバディを始めとした現地の人に連れていってもらうのが吉かと思います。
さて、長くなりましたが、渡航前から渡航後の流れは以上になります。タイに来てすぐ生活環境を整えたことで、現在は自分の部屋を確実に安心できる場所にすることができました。
拙い文章にも拘らず、読んでいただきありがとうございました。タイでの生活や購入品、大学内での過ごし方については、また別の機会に詳しくお話しできればと思います。来月また、お会いしましょう。
(タイ航空機内食とアユタヤ遺跡の写真を添えて)