こんにちは。マカオ大学に留学して4ヶ月目のT.K.です。今回は私がとっている授業と印象に残っている２つのイベントについて書きたいと思います。

1、授業
私は今学期５つの授業をとっています。こちらの授業は基本的に1コマ1時間15分で、週に2回あります。私は今学期、ビジネス系の授業を３つ、メディアの授業を１つ、そして孔子学院というマカオ大学の中の組織が開講している中国語の初級クラスを１つ受講しています。私は元々ビジネス系の授業に興味があったので経済学部の授業を多めに取りました。マカオ大学の経済学部の人が受けている授業なので、とても深くまで学ぶことができます。一回一回の内容も多く、ついていくのが大変ですが、自分の興味のあることを深く学べるのでとても楽しいですし充実しているなと感じています。その中でも特に印象に残っているのがPrinciples of Marketing という授業です。北九大の英米学科にもマーケティングの授業があり、とても面白くて大好きなのですが、こちらはよりマーケティングの理論を深く学びます。先生が女性の明るくて優しい先生だというのも私がこの授業を好きな理由の一つです。先日、この授業のファイナルプレゼンテーションがあったのですが、プレゼンの後、即興である部分について説明してくださいと先生に言われました。焦りましたが、なんとか説明することができました。私は周りの子達と比べてそんなに英語に自信がなかったのですが、このとき先生に褒められたことがとても嬉しく、自信に繋がったと思います。マカオ大学の授業ではプレゼンテーションの課題が多く、英語を話す力や伝える力が鍛えられます。またグループワークが多いので、新しい友達に沢山会うことができます。こちらで出会った友達は本当にいい子が多く、もう直ぐ学期が終わり、毎週会えなくなるのが寂しいなと思います。

中国語も私が好きな授業の1つです。北九大でも第二言語として中国語を学んでいましたが、こちらの中国語はとにかく声に出して元気に学んでいます。先生がとてもエネルギッシュで、教えるのが上手な方で、毎回楽しみながら学んでいます。また、この授業はマカオ大生だけではなく、マカオに住んでいる一般の方も受講することができます。そのため、ポルトガル、インド、フィリピン、タイ、韓国、アンゴラなどなど本当に様々な国の色々な方と一緒に学んでいます。マカオの街で働いていて中国語に興味があったり、仕事で使ったりする方が多いようです。マカオの街ではマンダリンよりもカントニーズを聞くことの方が多いのですが、せっかく1年間もいるので少しでも中国語（マンダリン）が上手になれたらなと思います。

2、Sunday Dinner
マカオ大学の寮にはpantryというキッチン的な空間があり、いくつかの寮はその寮ではない人も入ることができます。そこで私たちは時々集まって一緒に料理を作っています。今回は初めてブラジルの留学生のみんなと一緒に料理を作って食べました。私たち日本人留学生は唐揚げ、日本式のカレーライス、豆腐ドーナツを作りました。ブラジル、フィリピン、中国、ベルギー、ポルトガル、マレーシアとたくさんの国の留学生と一緒に日本のご飯を食べました。みんな日本食を美味しいと言ってくれていて、とても嬉しかったです。また、豆腐ドーナツは豆腐とホットケーキミックスを混ぜて揚げるだけの簡単な料理なのですが、ブラジルのビーガンの子が、「これなら私も食べられる！とても美味しい！」と言って喜んでくれていたことが、私にとっても、とても嬉しかったです。

3、Lusofonia
マカオはポルトガル領であった歴史があり、公用語の一つがポルトガル語であったり、ポルトガル人が多くいたり、街中でもポルトガルの文化を多く感じることができます。ルゾフォニアは数週間開催される大規模なポルトガルのお祭りです。会場に行くと、たくさんのポルトガル語圏の地域の屋台があり、ポルトガル語圏の方が多くいました。またブラジルの歌手も何人か来ており、とても楽しい雰囲気でした。サングリアというワインと葡萄ジュースの間のような味のフルーツが沢山入ったお酒が無料で配られていました。とても美味しく、4杯も飲みました笑。そして私が驚いたのは、マカオにはこんなに沢山ポルトガル語圏の方がいるということです。確かにポルトガル語学校があったり、ちらほら西洋的な顔立ちの方を見かけたりしますが、このフェスでは一同に集まっていました。私はインドにあるポルトガル語圏の地域の方が店主の炭火焼きチキンを食べたのですが、スパイスの味とぷりぷりのチキンが本当に美味しかったです。そしてインドにもポルトガル語圏があるということに驚きました。マカオでは中国、ポルトガル、様々な文化を体験することができるなと改めて感じました。

写真はSunday Diner、香港、そしてルゾフォニアの様子です。香港はマカオからバスで３時間ほどと近く、マカオにはない楽しさがあるので時々出かけています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました！また次回お会いしましょう。