2024年11月【留学レポート】タマサート大学 外国語学部 国際関係学科 Y.O.
2024年12月09日
皆様こんにちは、Y.O.です。タイは11月になって雨季が明けました。日差しの強さは健在ですが、朝晩は比較的涼しく、過ごしやすい日々が続いています。
11月はタイの伝統的なお祭り「ローイクラトン」が今年も行われました。バナナの木と葉を使って土台を作り、生花で飾り付けられた「クラトン」を、蠟燭と線香に火を灯してからチャオプラヤ川に流します。感覚としては日本の精霊流しに近いですが、自分の想像以上にタイの人々に根差した文化で、多くの人々が祈りを捧げているのが印象的でした。私の学部でもクラトン製作のコンテストが行われたので、学生たちの創意工夫に溢れた作品を出会うことができました。中々苦戦する部分もありましたが、私自身も楽しむことができ、満足しています。
また、私は参加できませんでしたが、「コムローイ」と呼ばれるランタンのお祭りも行われていたようです。火を灯したランタンを空に浮かべるお祭りで、ディズニー映画『塔の上のラプンツェル』に登場するシーンのモチーフになったことでも有名です。友人が送ってくれた動画はとても幻想的だったので、また機会を得られた際には、参加してみたいなと思いました。
月の後半は期末課題が山積していたので、忙しい日々を過ごしていました。今の自分のベストを尽くせた部分もあれば、慣れないリサーチプロジェクトにグループのメンバーと悩んだ部分もありました。思うような形にできず、自分たちでも納得していない点を先生に指摘されることもあり、自分の弱いところ、もっと改善していかなければならないところと向き合った期間でもありました。しかし、自分自身と向き合う学びに溢れていたという点においては、今月もとても濃厚な時間にできたと思います。
末日には学部内で交換留学生のための送別会がありました。タマサート大学の授業は11月いっぱいで終了。12月は期末テストに消化されるので、半年プログラムの学生を含めた学生たちが公式に集まれる最後の機会になりました(忙しい中、何とか参加することができて本当に良かったです)。私自身多くの友人を作ることができ、沢山の価値観や思い出を交換し合いました。そんな彼らももうすぐ本国に帰ってしまうと思うととても寂しいです。12月に入れば試験が本格的に始まって忙しくなってしまいますが、それでも何人かの友人とは遊びにいく計画を立てることができたので、最後まで楽しく、この縁を大切にしていきたいと思います。
今月のレポートは以上になります。来月はいよいよ期末テストになりますので、それも含めた、授業の紹介ができればと思います。
来月もお会いできればうれしいです(クラトン、深夜の図書館、パーティーの写真を添えて)。