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2024年12月【留学レポート】マカオ大学 外国語学部英米学科 I

2025年01月21日

みなさん新年明けましておめでとうございます。

マカオ大学留学中の外国語学部英米学科Iです。

11月末で一学期の授業全てが終了し、12月の中旬までは期末テスト期間、そしてテスト期間を終えてからはクリスマス・年末年始の休暇でした。12月のスケジュールは期末テストのスケジュールによって大きく左右され、取っている授業の最終評定の形式によって人それぞれ違ってきます。私は11月末に最終プレゼンや期末テスト(北九大の授業と同様に、先生によってはテスト期間中ではなく、授業期間の最終週に期末テストを実施する授業もあります)がたくさん詰まっていたので、私にとってこのテスト期間はそこまで忙しい期間ではなく、実際に私のテスト期間はテスト期間が始まってすぐに実地された一つのテストを受けて終了しました。この12月初めの唯一のテストに向けて、もちろん勉強も頑張りましたが、そのテストが終わってからは、こちらで仲良くなった色んな国からの友達との友情をさらに深め合うことができた貴重な期間となったなと感じています。12月は、友達とたくさんの楽しい時間を共有できた、幸せに溢れた月でした。

↑クリスマス期間のマカオの街中

↑テスト期間中のキャンパス内と寮のクリスマスの飾りつけ

 

今回のレポートでは、12月のこちらでの生活についてもう少し詳しく、特に期末テストについてとテスト後の休暇の過ごし方についてお伝えできればと思います。

【期末テストについて】

マカオ大学の期末テストは1つの授業につき大体3時間のテスト時間が設けられています。

前述したように、私が今学期取っていた授業の中でテスト期間にテストがあったものは「Media and Society」という社会学部の授業一つだけだったのですが、3時間ずっと英文を書き続けたのは初めてで、2時間30分くらいを経過したくらいの頃には集中力が切れてしまいました。内容もただテスト前にインプットして、それをそのままアウトプットすれば正解できるようなものではなく、授業で習った知識を全く新しい、一見授業の内容とは全く関係のないように思える事例に応用させるような問題が出題されていました。この授業の評価形式は、この期末テストの他に、3つのレポートと3つのクイズから成っていたのですが、特にレポートにおいて、毎回提出後にとても詳しいフィードバックを直接先生からいただいていたことが、この形の出題問題に何とか対応できたポイントだったと思っています。いただいたフィードバックから授業へのさらなる理解を推し量ることができたり、授業内容に関する新たな知識を得たりすることができたりしていて、このテストに向けて、テスト前に勉強したことで取得した知識に加える形で、授業内容に関しての自分の知識量を増やすことに繋がりました。この問題に取り組んでいる時、今学期自分が蓄えてきた授業に関する全ての知識をフル活用する必要性を感じて、まるで自分の持つ全てのアイテムをどう使うか考えるゲームをしているような感覚になりながら、テストを受講しました。求められることが多くて、大変な授業ではありましたが、振り返ってみると楽しい授業だったなと感じています。

また期末テストではないのですが、孔子学院が開講している中国語の授業の総まとめ形態として、“Chinese character contests”というこれまで授業で習った中国語の1つ1つの文字について、その成り立ちや、文法、文字の書き順などなどの正答率をグループや個人で競い合う大会が開催されました。日本語の漢字と中国語の文字は同じものや似ているものもたくさんあるので、そこまで難しくないだろうと思っていたのですが、思っていた以上に難しかったです(笑)それでも頑張ったかいがあって、グループ戦では1位、個人戦では3位をとることができました。同じ北九大から来ていて、私のルームメイトでもあるKさんは、個人戦で1位を取り、また別の日本の大学から同じ期間、交換留学でマカオ大学に来ている日本人の友達は2位を取りました。ですがこの2人は当初同率1位で、最後の最後に2人のためだけの決勝戦が行われ、会場も盛り上がり、とても楽しい総括となりました。大会が終わったあとには、皆勤賞や先生が特に頑張ったと認める生徒におくる賞の贈呈式があり、まさかの後者の賞に先生が私の名前を入れてくれていてとても嬉しかったです。来学期はもうひと段階上のレベルの中国語クラスを受講するので、日本に帰国する頃には中国語を少しでも上達させられているように、精いっぱい頑張りたいと思います。

【テスト後の休暇の過ごし方】

テストが終わってから、友達たちと忘れられない貴重な思い出をたくさん作ることができました。全て私の中で宝物のような思い出なのですが、中でも中国本土出身の友人たちとの4泊5日のシンガポール旅行が強く印象に残っています。

この旅行では、シンガポールの観光名所と言われる箇所はほとんど全て観光することができました。どの名所もシンガポールの魅力が詰まった素敵なところでしたが、みんなで訪れた、常にアジア大学ランキングの上位に君臨しているシンガポール国立大学が、今回の旅行で一番印象に残った箇所だったと感じています。初めてマカオ大学に来たとき、その大きさや設備にとても驚き、海外大学のスケールの大きさに感動したのですが、今回訪れたシンガポール国立大学はマカオ大学以上の規模の大きさでした。訪れたのは夜で、しかも22時ごろだったのですが、キャンパス内にはたくさんの学生さんたちがいて、学内のいたるところで勉強している学生さんやダンスの練習をしている学生さん、クラブ活動をしている学生さんたちがいて、夜遅いにも関わらず熱気に満ち溢れていました。今回シンガポール旅行に行った4人のうち、私以外の他の3人は全員中国本土出身の子だったのですが、“超学歴社会”と言われる中国では99%の以上の学生が大学院に進学するそうで、特にこのシンガポール国立大学はほとんどの中国の大学生の、大学院進学にあたる目標の大学だと教えてくれました。その3人もまた修士号をこのシンガポール国立大学で取得することが目標だと、真剣な顔で、でもキラキラと輝く目で教えてくれて、私も残りのマカオ大学での留学生活で勉強を必死に頑張ることに対して大きなモチベーションをもらうことができました。

この5日間、日本語以外で海外の友達と、また別の国で本当に幸せな思い出をたくさん作ることができました。訪れる全ての箇所でみんなで写真を撮って楽しんで、毎晩朝の4時までホテルで話し合って、笑い合って、本当に一生忘れられない思い出となると思います。自分の英語力も、もっともっと向上させられるように頑張ろうとより強く思えた5日間になりました。

シンガポールの美術館で友達と

8月中旬から始まったこの留学生活ももう半分が終わってしまい、もう留学期間の折り返し地点に来てしまったという現実が信じられません。12月は別れもありましたが、1月からは新しい出会いもあるので、気を引き締めて全ての出会いに感謝しながら残りの留学生活を頑張りたいと思います。

今学期で留学期間を終えてしまう、仲良くなったスペイン出身の友達のお誕生日会兼お別れ会