2024年9月【留学レポート】大連外国語大学 外国語学部 中国学科 H.K , Y.N
2024年09月26日
みなさんこんにちは。後期が始まって1ヶ月が経過しました。最近少しずつ寒くなってきたので体調管理によりいっそう気遣うようにしています。
● 新学期について
9月2日から4日までの3日間手続が行われ、9月9日から新学期が始まりました。前学期はテストの結果に基づいてクラスを振り分けられましたが、2学期は1学期のクラスから自動的に1つ上のレベルのクラスに振り分けられました。私のクラスにはベトナム、ロシア、ウズベキスタン、韓国からきた学生たちがいます。午後の選択授業は前期と少し異なるものもありました。私はHSK対策の授業と、中国の文化を体験したかったので琴の授業を選択しました。
● 生活について
後期に住む部屋は6月頃に予約しました。私は前期は6人部屋に住んでいたのですが、6人部屋にはエアコンがなく、寒がりな私は大連の冬をエアコンなしで乗り切れるか心配だったので、後期はエアコンのある2人部屋を希望しました。新しいルームメイトは日本人で、仲良く過ごしています。また2人部屋の棟にはエレベーターと、地下に洗濯機が設置されています。前学期住んでいた6人部屋の棟にはエレベーターがないうえに5階だったので、今はとても便利に感じています。寮費については前期と同様、到着後すぐ支払いました。SIMカードについては前期で6か月200元のものを購入しており、アプリ内で容量を確認できるため、不足した分を購入しながら後期も引き続き前期と同じSIMカードを使っています。 2人部屋は冷蔵庫やキッチンがなく自炊ができないため、毎日食堂で食事をしています。前期とお店がガラリと変わっていて、大好きだったお店がなくなりとてもショックでした。
● 中秋節
9月17日は中秋節でした。中秋節とは旧暦の8月15日にあたる日で中国の代表的な節句の1つで、里帰りをして一家団欒を楽しむ日だそうです。中秋節に欠かせないのが月餅と言われる、硬めの生地の中に餡が入った中国の伝統的なお菓子です。満月のように丸い形が“家族の輪”を象徴しており、均等に切り分けて食べて家族の幸運を祈るのが習わしだそうです。学校でも月餅が販売されていて、私たちも実際に食べてみました。餡には黒ゴマ、バナナ、ココナッツ、卵の黄身など様々な種類がありました。17日の夜には中秋節を祝う会が開かれ、主に留学生が参加し、ミニゲームに参加したり、ダンスや歌などのステージを鑑賞したりしました。北九大の留学生からも2人が参加し、素敵なステージを披露してくれました。
● 開校60周年
大連外国語大学が今年で開校60周年を迎え、式典が開かれました。私たちも記念のTシャツを着て参加しました。とても大規模で歌やダンスなど様々な催しがありました。開校60周年という節目の式典に参加できたことを嬉しく思います。
● 北京旅行
2学期が始まる前に、2泊3日で北京に旅行に行きました。大連から北京までは新幹線で片道約4時間、437元(日本円で約8700円)で行くことができました。1日目は南锣鼓巷を散策した後、本場の北京ダックを食べました。とても美味しかったです。2日目は万里の長城を登りました。チケットは40元(日本円で400円)で、頂上までは1時間半ほどかかりました。傾斜が急で、人が多く暑かったので疲れましたが、達成感をすごく感じて登って良かったと思いました。3日目は天壇と故宮に行きました。チケットはそれぞれ35元(日本円で約700円)、30元(日本円で約600円)でした。建物の大きさに圧倒されると同時に、歴史をすごく感じることができました。また天壇では有名な下午茶を楽しみました。飲み物もお菓子もとても美味しくて、優雅なひと時を過ごすことができました。食器がとても可愛くて、お店の雰囲気もとてもよかったです。11時のオープンと同時にお店に入りましたが、30分後には満席で退店する時には列ができていました。
新幹線のチケットや観光名所のチケットはオンラインで事前に購入しました。現地で買える所もあり、天安門広場に行こうとした際チケットを事前に購入しておらず、当日券も売り切れていたので入ることができませんでした。オンラインで事前に購入するのがスムーズで確実だと思います。新幹線に乗り降りする際や観光名所に入る際には必ず荷物検査とパスポートの提示を要求されました。歴史ある街だからか、大連より警備が厳重だと思いました。今回の旅行は平日に行きましたが、どの場所もとても人が多かったです。特に地下鉄は時間にもよりますが、人で潰されるレベルでした。北京の方言は大連で使われる方言とは違って聞き取るのが難しかったです。大連とはまた違う体験をすることができ、とてもいい経験になりました。