2025年4月【留学レポート】同済大学 外国語学部中国学科 S.R
2025年05月09日
こんにちは。4月のレポートを担当しますS.Rです。このレポートが、これから留学を考えている方の参考になればうれしく思います。上海での生活もあっという間に2か月が経ちました。最近は少しずつ耳が慣れてきて、授業の内容はほとんど理解できるようになってきました。しかし、外卖(デリバリーサービス)の配達員や店員さんの話す中国語は、まだ聞き取れないことが多く、悔しい思いをすることもあります。
◎学習面について
同済大学には、「初級班」「中級班」「上級班」の3つのクラスがありますが、それぞれのレベル差は大きく、特に初級と中級の間には大きな差があると感じました。クラス分けはテストによって決まるのではなく、各自で選択する形でした。そのため、同じクラス内でもレベル差があり、私のいる中級班には、上級レベルの学生もいます。刺激を受ける一方で、焦る場面もあります。私のクラスは20人ほどで、北朝鮮、ドイツ、トルコ、カザフスタン、サウジアラビアなど、さまざまな国から来た留学生で構成されたグローバルなクラスです。授業は、総合中国語、閲読、作文、リスニング&スピーキングの4つ。予習・復習は欠かせず、課題も多いですが、授業は午前中のみなので、午後の時間を活用してなんとかこなせています。中間テスト後にはクラス活動があり、公園でトートバッグ作りをしたあと、中国の伝統的な遊びやバレーボールをして楽しみました。クラスメートともたくさん話すことができ、とても楽しい時間でした。
◎生活面について
同済大学のキャンパス内には、複数の食堂やスーパー、スポーツ施設があります。私はこの2か月間で、水泳施設やバスケットボールコート、バレーボールコートを利用しました。必要なものも淘宝(中国のオンラインショッピングアプリ)で安く手に入れられ、運動不足解消にもぴったりです。キャンパス内はもちろん、街中の至るところに自転車があり、サブスクリプション契約で自由に利用できます。どこに行くにも自転車を活用しており、また、地下鉄やバスも家の近く・学校の近くにあるので、移動にはとても便利です。これらの決済はすべて支付宝(Alipay)で行えるため、スマホ一つあれば生活ができてしまいます。
この2か月の生活の中で、不便に感じたことはほとんどありません。むしろ、日本よりも交通の利便性やキャッシュレス化が進んでおり、身軽に外出できる点はとても快適です。これから上海への留学を考えている方には、おすすめできる都市だと思います。私はもともと内気で、冒険が苦手な性格でした。そのため、慣れない環境の中で挫折しそうになることも多く、「やっぱり自分には留学は向いていないのではないか」「日本に帰りたい」と思う日々もありました。でも、今では中国人の友達や他国の留学生との交流を通じて、少しずつこの生活に馴染めるようになってきました。今、「自分には留学はハードルが高いかも」と思っている方も、実際に来てみれば何とかなります(笑)。私は留学という選択をしたことを後悔していませんし、むしろ良かったと心から思っています。残りの2か月間も、引き続き頑張っていきたいと思います。