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【留学レポート】 タコマ・コミュニティカレッジ 外国語学部国際関係学科4年 M.K 2018年12月

留学レポートをご覧のみなさん、初めまして(^^)/ 12月のレポートを担当します、国際関係学科4年の岸本毬愛です。こちらでの大学生活はFall Quarterが終わり、そろそろ折り返しの時期になります。“Time flies.”というように、まるで時間が飛ぶかのように月日の流れの速さを感じます。このレポートではこの3か月間のありのままの私の体験を綴りたいと思います。長くなりましたので、←横の写真をクリックしていただくと、少しは読みやすくなるのではないかと思います。

⑴ホームステイについて

北九大のタコマ・コミュニティカレッジ(以下TCC)のプログラムは、完全ホームステイ制です。ホームステイをアレンジしてくださる日本人スタッフがいらっしゃいます。ホームステイに関することだけでなく、悩み事はもちろん、他愛ないおしゃべりをしに、彼女のオフィスに遊びに行っています。

実は、私は相談をしてホームステイ先を変えていただきました。当時のホームステイ先は、想像していたご家庭とはまるで違うものでした。私は高校生の時にホームステイを3度経験していたので、自分で“当たり前”を作っていたからです。そのうちの一つに、ペットとの近さがあります。私の場合、実家のように飼い犬は外で飼うのが当たり前と思い、犬好きとしていました。しかし、食事中にブルブルして毛が舞ったり、ベッドにまで入って来たりするのが普通なアメリカの生活には耐えられませんでした。アメリカでは、犬を外で飼うケースは少ないそうです。州によっては外で飼うことを禁止する法律もあります。これは、ホームステイに関してだけでなく何事にも言えることですが、自分で“当たり前”を作ってしまうことは、自分自身が不快な思いをしてモチベーションを下げてしまうことにつながります。

ホームステイに関して、レポートを読んでくださっているみなさんにシェアしたいことは、自分の希望するご家庭での生活像を明確にするということです。ただ、友達の話を聞く限り選考方法は時期によって変わるようですが、私の時期ではホームステイ先の希望の申請書を仕上げました。そこでは、ご家庭が決まる前にホストファミリーに対してビデオレターを送ります。そのビデオの内容(セリフ?) を希望の生活像に言及したもので作成します。例えば、子どもがいるご家庭を希望するならば、子どもに向けたメッセージを加えるといったことです。ホームステイをする学生は大勢いるので、全て自分の希望通りになるわけではありませんが、試してみる価値はあると思います。

 そんな私は、今ではとても楽しい毎日を送っています。ホストファミリーは家族の一人として受け入れてくださり、今日一日の出来事だけでなく、政治の話、お互いの国の話、モラルの話など、普段家族とはしないようなことを話します。週末は、マザーのお友達とランニングやウォークアウトに行ったり、ファミリーでお出かけに行ったりします。Thanksgiving休暇のうちの4日間は、バンクーバーに連れて行っていただきました。日本の家族と違うと感じることは、家族との時間が多いということです。夕ごはんを食べ終えたあとは、必ずみんなリビングで過ごします。課題をしたり、仕事をしたり、趣味を楽しんだりと、それぞれのことを一つの空間でします。また、映画はみんなで観るし、朝のいってきます、夜のおやすみなさいはキスかハグをします。3か月経ちますが、美人のシスターとハグするのは未だに照れます。たくさんの課題も、そんな素敵な家族との時間をもっと増やしたいという一心で取り組んでいます。

 

 (2)大学について

 TCC は北九大の前期後期制(semester)と違い、4区分制(quarter)です。春派遣組は春夏、秋派遣組は秋冬の授業を履修します。私は自分の弱みを人に伝えることが嫌いですが (笑)、Fall Quarterで一番苦しめられた授業を紹介します。

これは現地のTCCの学生と一緒に受けるものです。毎週課されるレポートも辛いですが、そんなことより何倍もディスカッションの時間が辛くて辛くて仕方がありませんでした。彼らにとってはもちろん標準英語なのですが、私にとっては超高速英語です。予習ばっちりで、自分の意見をしっかり持っていたとしても、教授になんと質問されているのかわからず挙手することができません。その悔しさから、初めての授業では涙を流してしまいました。 私は極度の負けず嫌いなので、授業は毎日最前列に座り、口の動きを見て、耳だけでは分からない分、目で汲み取ろうと努力しました。振り返る今では、自信はなくとも発言した自分に拍手を送りたいと思います。その授業に関して、担当教授ではない先生や職員の方からも褒めていただいたときは本当に嬉しかったです。

 大学では行事ごとが多いですが、なんでもない日でも友達と騒いで、まるで高校生に戻ったかのような気持ちになります。幸いなことに、秋派遣はハロウィンをはじめ、サンクスギビングデー、クリスマスなど行事ごとが盛りだくさんです。(新年を盛大に祝う日本と違い、新年早々のクラスは1月2日から始まります( ;  ; ))

また、春派遣の友達の話を聞いて知ったことですが、Summer Quarterでは履修する科目が少ないため、多くのTCCの学生が母国に帰省するそうです。

TCCの友達とは、いつも休み時間や放課後に学食で遊んだり、休日にお出かけに行ったりします。そのような交流の中で、日本語と英語を教え合い、新しいことをお互いに発見する瞬間がとても楽しいです。同じ大学出身で、同じ国で、同じプログラムを選んでいるのにもかかわらず、時期が違うだけで、経験できなかったり、経験できる機会が減ったりするのは大変もったいないことだと思います。TCCは秋派遣が絶対におすすめです!

現地の友達ともっとたくさんお話しするためには、SNSをうまく活用することをおすすめします。私はもともとインスタグラムのストーリーズのお絵かきが好きなのですが、こちらでもよく投稿しています。初めは、ただ自分の楽しみのため、わざわざアカウントを作って見てくれている両親、日本にいる友達のためと思っていましたが、それが現地の友達との会話の種になります。

レースに参加した、こんなところに行った、こんなことに気がついた、そのようなことを投稿していると、あれ見たけどどうだったの?と話しかけてもらえるきっかけになるんです。私は、おしゃべりは大好きなのに自分の英語に自信がなく、やみくもに話しかけると迷惑かなという気持ちがどうしても拭えませんでした。しかし、ホストファミリーも、北九大からの友達もそうですが、現地の友達もみんな私の話を親切に聞いてくれます。とても感謝しています。

3ヶ月アメリカでの生活を通して、日本語・日本文化の美しさ、今までの家族・友達と過ごした時間のありがたさを感じました。幼い頃から厳しく教わった食事のマナーを身につけているからこそ食事の際は堂々とでき、うんざり聞いていた家族の長話は日本文化の知識として語ることができたり、面倒くさいと思いながらしていたお手伝いは生活上の常識のスキルとして役に立ったり、小中高と嫌々続けてきたバレーがここで開花しています(笑)。今まで無駄なことは何一つなかったのだと再確認できました。また、たくさんの刺激をくれ、留学に向けて私の背中を押してくれた大学の友達にも感謝しています。国際関係学科は特に独特な友達が多いように私は感じますが、そんな彼らのおかげで異文化をより受け入れられる私があるように思います。

 とは言うものの、小さいカルチャーショックを含めれば、驚きの毎日です。大学のとある先生は毎日遅刻するし、授業中にお菓子を食べる先生もいらっしゃいます。また、ハイキングに行くからとホストマザーに言われ、授業を休んだ日もありました。これぞ、自由の国、アメリカだと感じました。日本では考えられないことに驚きが隠せませんが、これも異文化と思い、楽しんでいます。また、こちらの人たちは「自分」を持っているなと思います。授業中の発言力もそうですが、TCCのロゴの入ったグッズを身につけているのを見て、私は北九大のグッズを私服にはできないなあ、と思いながらも、自分の大学に誇りを持つ素晴らしさを感じました。

また、アメリカでは養子のご家庭は一般的です。まだ会って日が浅かった友達に、自分は養子だと言われた時は、どう言葉を返したらよいのか戸惑いました。私にとって養子とは馴染みがなく、彼らに対してかわいそうという感情があったからです。しかし、こちらでは「みんなと違う」ということに誇りを持っているように感じます。日本人はみんなと同じでいなければならないと思いがちです。私自身、そんなことはないとわかってはいますが、無意識にそのような行動をとってしまっているように思います。それは今までの学校教育を思い返せば思い当たることがたくさん見つかるのではないでしょうか。同じ髪色・髪型、指定された制服、化粧・ピアス禁止。ホストシスターやボランティアで出会った高校生を見ていると、なんて自由なのだろうと思います。協調性を大切にする日本の教育にももちろんいい面はあります。しかし、こちらでの生活を通して、個性をもっと大切にしようと強く感じるようになりました。

今までの友達も書いているように、私はこの留学に挑戦したことについて何も後悔していません。国関はTCC留学に向いていないことで有名ですが、本当にその通りで、3年次からでないと参加できない上に、交換留学でない限りゼミの単位がもらえないので、4年で卒業することができません。さらに私は教職課程を履修しているので尚更です。私が入学した4年前から改善の声が挙がっていましたが未だに変わっていないようです…。

後悔のないすばらしい留学だと思えるうちの大きな理由が、この留学を通して出会った人たちです。私は、今までにどんな徳を積んで来たのかと自画自賛したくなるくらい、まわりの人々に恵まれていると感じます。先ほど述べたように、ホストファミリーや現地の友達もそうですが、北九大からの友達もそうです。私は16人の北九大の仲間たちと留学しています。わからないことがあればみんなで助け合えるし、耳寄り情報があればみんなで共有し合えます。北九大生も参加できるボランティアやサークルがあるのですが、みんな積極的に参加していて、メールの先着順で決まるものは、不携帯の私にとっては好ましくないことですが、それほどいろいろなことに対してやる気があって、私も負けてられないという気持ちになります。また、お互いのいいところや悪いところを言い合えることができます。こんなにも素敵な仲間と新しい発見や、楽しみ、悩みを共有できる私は「幸せだなあ」と感じています。

Winter Quarterからはそんな友達と離れ、別の授業を受けます。今までたくさんのことを助けてもらっていた分、不安が募る一方ですが、せっかく掴んだチャンスを無駄にしないよう、友達に負けないように精一杯突き進んでいきたいと思います。

長い長いレポートを最後まで読んでいただきありがとうございました。

  

【写真1】ホストファミリーとフェリーでシアトルへ

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【写真2】大学でのダンスパーティー

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【写真3】あのコーヒーのマウントレーニア(すでに3回登りました)

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