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【留学レポート】 タコマ・コミュニティカレッジ 外国語学部英米学科2年 A.S 2019年3月

2019年03月07日

こんにちは!外国語学部英米学科2年のS.Aです。留学生活も残り2週間となり、本格的に帰国の日が近づいて来ています。現在私は大学のファイナルウィークを目前とし、たくさんのレポートやプレゼンテーションに追われる日々を過ごしています(笑)こちらでの生活で得たものが多すぎて、この場で何をみなさんにお伝えしようか迷いましたが、せっかく留学生活最後の月のレポートを担当させていただいたので、この半年間を振り返り、私が感じたことや成長できたことについて話させていただこうと思います。☺

私が数ある北九大の留学プログラムの中からタコマ・コミュニティカレッジに留学することを決めた理由は、教員免許を取りたいし留学もしたい、でも大学は4年で卒業したい。このわがままが唯一許されるのがこのプログラムで、最初は本当にそれだけの目的でこの留学を決意しました。生の英語に触れて英語力を向上させたい、そんな生ぬるくてふわっとした目標を掲げ、大した準備もせず急にアメリカでの生活が始まり、一番に思ったことは「私ってこんなに英語が喋れなかったっけ?」です(笑)。言いたいことが言えない、感情を伝えられない、こんな拙い英語を聞かれるのが恥ずかしい…。これらのネガティブな感情に支配され、最初の1ヶ月は完全にふさぎ込んでしまっていました。そんな状態を救ってくれたのは、どんなに拙い英語も聞き取ってくれようと努力し、いつも明るく話題を持ちかけてくれるホストファミリーや共に励まし合うことのできる友達の存在でした。ホストファミリーは警察官の夫婦、そして13歳のシスター、7歳のブラザーで、課題を手伝ってくれたり、私の知らないたくさんの場所に連れて行ってくれたりします。何か困ったことがあったらいつでも相談してね、私たちは家族だからと言ってくれて、心から頼りにしています。正直留学に行く直前は日本を半年間離れるのが寂しすぎて不安だらけでしたが、私の帰りを毎日待ってくれる暖かい家族や、様々なボランティア活動やその他の活動に積極的に参加し、切磋琢磨し合える友達に囲まれ、本当に充実した日々を過ごすことができています。

この半年間を通して私が感じたことは、ただ英語に囲まれた環境にいるだけで英語が話せるようになるということは絶対にないということです。半年間経った今でさえ、胸を張ってペラペラに英語を話すことができるとは言えませんが、今までの学生生活で一番と言っても過言ではないほどの膨大な課題をこなし、TCCの友達、先生、ホストファミリーとの毎日の会話を積み重ねて、初めてこんなに真剣に英語と向き合い、今では留学したての頃と比べ物にならないくらい英語での会話を楽しむことができるようになりました。また、TCCには留学生がたくさん在籍しており、そのほとんどが英語はもちろん、第3、4言語まで習得しており、私も頑張ろうと毎日刺激をもらっています。

この半年間は間違いなく私の人生の中の大きな経験となり、これからの人生のきっかけとなります。アメリカでのこの特別な生活が終わってしまうのは本に名残惜しいですが、今は、日本に帰って母の手料理を食べたり、家族や友達に会えることを密かに楽しみにしています(笑)。残りの2週間、悔いのないように全力で楽しみたいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。以上、3月のシアトルからお届け致しました!

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