2022年7月 【留学レポート】ブレーマーハーフェン大学 外国語学部英米学科4年 Y.M.
2022年09月14日
こんにちは、今月はまだ書けていない様々な話題に触れたいと思います。
旅行について
前回のレポートで交通手段について言及しましたが、補足としてドイツの鉄道は計画変更や遅延、キャンセルが日常茶飯事です。中でも大変だったのはハンブルクからベルリンに向かう特急でおそらく3便あったものが遅延によって1本の列車に集約されて取っていた座席は無効化、乗客ももちろん2-3倍なので通路までギチギチでした。前述のとおり席に座る権利は消し飛んだため通路に3時間立ちっぱなしでした。乗れても行き先が変わって途中で下されることがあるので気を付けましょう。ただ、うまくいくときはびっくりするくらい時間通りなのでドーンと構えて気にしないことが肝心です。
宿についてはホテルを使ってもいいですがユースホステルといういわゆる少年自然の家のようなつくりの宿泊施設があってとても安いのでおすすめです。基本は男女共用6人部屋が多いですが混んでなければ大体一人で使えました。唯一、デュッセルドルフの日本デーにあわせて泊まった時は混んでいました。ただそれはそれでいろんな国から来た旅人とおしゃべりを楽しむことができました。
これからブレーマーハーフェン大学に留学する方、ドイツを訪れる方は是非列車に飛び乗っていろいろな場所へ行ってみてください。世界史が好きだった私にとってはとてもワクワクする街ばかりでした。
病気について
私は6月末にコロナウィルスに感染しました。病院ではPCR検査はしないので自分で買ってする必要がありました。ただ、常備していなかったのでルームメイトに買ってきてもらいました。大手ドラッグストアのROSSMANで売っています。あらかじめストックして心配なときに検査するスタイルを日本でやっていなかったので完全に盲点でした。コロナ流行はまだまだ続くと思うので今後の留学者にはかからないようにするというよりはかかった時の対策を考えておいてほしいです。
発症後、国際教育交流センターで加入した保険に連絡を取り病院を手配していただいたおかげで通院することができました。その際、パスポートと保険の証明書を持っていきましたがそれに加えてドイツで加入する保険のカードを持っておくと安心です。私も初回に窓口で提示を求められましたがまだ届いていなかったのでネット上の証明を見せて乗り切りました。日本の保険会社を通していなかったらそれでよかったのか怪しいです。緊急性の高いときは保険会社に電話する余裕がないと思うのでそのためにもドイツの保険カードがあったほうが確実だと思います。
隔離期間などの決まりは州ごとに異なるのでブレーメン州のwebサイトを参考にしてください。
滞在許可
日本のパスポートを保持している人は基本的にドイツに来てからビザを申請することになります。一見、優しくも見えますが逆に大変でした。情報をいくつか整理してお伝えします。(申請に必要な要件は変わることがあるので必ずご自身で確認してください)まず入国から90日はビザなしで滞在できます。周辺のシェンゲン協定加盟国にもビザなしで移動できます。90日を超える場合は滞在許可(Residential Permit,いわゆるビザ)を申請します。滞在許可申請に必要なものは以下の通りです。
・パスポートコピー
・パスポート写真
・現地の保険証明書(契約時に郵送でもらえる書類の中にあるはず)
・学生証明(セメスターチケットを受け取るときにもらえる)
・閉鎖口座の証明書
・居住許可(到着後2週間以内に申請)
・料金
大事なものは抑えているつもりですが、書き逃しているものもあるかもしれないのでこれだけを見て信用しないでください。申請が受理された後は正式なものが届くまで仮の許可証を発行されます。(ドイツ国内でしか効力を持たないそうです)
後は留学者以外にとって必要ない情報かもしれませんがここまで読んでいただきありがとうございました。今月も堅めな話が多かったので写真でバランスを取りたいと思います。
(写真について)
1.日本デーの最後に上がる花火
2.ベルリンの新博物館にあるネフェルティティの像は写真撮影禁止なので実際に見てほしいです。ほかの展示物は忘れてしまいましたがこの像だけはその迫力が記憶に刻み込まれています。ポストカード3枚も買ってしまいました。
3.ホステルでの清掃の写真です。2階からシーツが降り注ぎます。従業員は働きながら滞在している客でした。彼らは一番いい位置のベッドを押さえています。