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2022年9月【留学レポート】ブレーマーハーフェン大学 外国語学部英米学科2年 R.T.

2022年10月26日

皆さん初めまして、こんにちは。

9月からドイツ・ブレーマ―ハ―フェン応用工科大学(Hochschule Bremerhaven)に交換留学させていただいている、外国語学部英米学科2年のR.Tです。

今回はドイツ入国から、授業が始まる前までの私の生活についてお話ししていきたいと思います。

ドイツまでの移動は、成田空港からフランクフルト空港までのフライトを利用しました。9月半ばごろの出発でしたのでワクチン証明書の提出などはありませんでしたが、念のため携帯していました。約15時間のフライトを経て、現地時間の18時頃、フランクフルトに着きました。その日は近くのホテルに宿泊し、次の日の朝、フランクフルト発ブレーメン行きのルフトハンザ(日本でいうJAL)の飛行機に乗りました。ブレーメン空港に着いたら空港前を通るトラム(路面電車)に乗り、Hauptbahnhof(Hbf)というブレーメンの中央駅まで行きました。そこからブレーマ―ハ―フェンのHbfまで電車に乗り、駅に着いた後は下宿先までバスを利用しました。電車を利用したときに驚いたのですが、ドイツの駅には改札がありません。調べてみると、フランスやイタリアなど、ヨーロッパ内でも同じように改札がないところもあるようです。基本的にどの公共交通機関も乗る前にチケットを買います。スマホのアプリでも買うことができるそうです。バスと路面電車に関しては日本と大して変わりませんが、電車の場合、チケットを買ってそのまま電車に乗り込み、席に座っているときに駅員さんがチケットを持っているかどうか確認しに来ます。このとき有効なチケットを持ってない場合、罰金を払い次の駅で降ろされるようなので買い忘れないように注意してください。ちなみに、大学からSemester Ticket(学生証)をもらえれば、ブレーメンやハンブルクなどのある一定の範囲内ですべての交通手段が無料で使えるようになります。

ブレーマ―ハ―フェンに到着してから授業開始までに約一か月あったので、書類の提出や生活の準備に取り掛かりました。留学する上で用意する書類や手続きはかなり多いと思います。住民登録、滞在許可申請、銀行口座開設に口座の有効化、そしてSemester Ticketの申請などです。最初の二つは予約が必要で、準備にもかなり時間がかかります。銀行口座の開設ですが、日本でするよりも厳重に感じました。私はネット口座を開設したのですが、ビデオ電話で色々質問されたり、パスポートが偽物でないかなどチェックもされました。また、これは出国前のことにはなりますが、宿泊先を探すことや、入学許可を得るために大学に向けて書類を提出する必要もあります。春に留学された先輩もおっしゃっているように、家探しは早い段階にしておくのがおすすめです。自分自身契約に至るまで3か月ほどかかりましたが、日本にいる間にオーナーやルームメイトと連絡を事前に取っていたので現地に行ってからはスムーズでした。早い段階で手続きなどは終わらせておいて、見落としがないか確認する時間を確保することが重要だと思います。私自身、学生証製作費を留学先に払い忘れていて、ブレーマ―ハ―フェンに住み始めてから払いに行ったのですが、最初は現地の口座が有効化されていないので、口座がなくてもお金を送ることができる銀行を探しに行く必要がありました。日本にいるときに海外送金していればもっと楽に早くできていたので、よくメールを確認しておけばよかったと思っています。「お金を払ってませんよ」といった連絡は来ないので、逐一自分自身で情報を確認することをお勧めします。そのためにも、日本にいる間にこのような作業に慣れておいて、時間がかかるものは早めに終わらせる癖をつけておけばその後がかなり楽になると思います。日本語で助けをすぐに得られない環境で一から始めるのはかなり大変です。

また、留学中もちろん必須になるスマートフォンですが、現地でSIMカードを買うことになります。日本の携帯会社でするような契約のほかに、プリペイド形式で使えるSIMカードがドイツでは普及しています。新しいSIMを買って、電気屋さんで買った場合はそこで店員さんがSIMのアクティベートをしてくれます。自分はいくつかの携帯会社を回りましたが、あいにく新しいものがなかったためスーパーで買いました。その場合、自分自身で有効化します。このときもビデオ通話をしました。アクティベート後初めてWifiがない環境でもスマホを使えるようになり、ドイツでの電話番号も利用できます。ギガがなくなれば、お店でプリペイドカードを買ってチャージするようです。

最後は町について少しお話しようと思います。

ブレーマ―ハ―フェンはドイツの北部に位置する街で、大都市のフランクフルト、ベルリン、近辺のブレーメンに比べるとかなり小さく人口も少ないですが、中心街はある程度にぎわっています。ちょうど大学周辺が一番発展している地域で、自分もその付近に住んでいるのですが、まず景色がすごくきれいです。まさにヨーロッパといった感じで、カラフルな外観をした建物が数多く並んでいます。ただ通りを散歩するだけでも異国の雰囲気を感じることができると思います。また、ブレーマ―ハ―フェンは港町なのですぐ近くに海があります。天気がいいときは、とても絶景です。天候ですが、日本より寒くなるのが早いです。海の近くなので風が強く、天気は変わりやすいです。日本を出発したときは30度くらいで半袖を着ていたのですが、現地は15度ほどで、すぐに長袖に変えました。町の人は9月からダウンジャケットを着ています。

 

来月から授業が始まります。学生証を受け取り次第、色々探索もする予定なので、そのことについてもお話しできたらなと思います。

それでは、また来月からもよろしくお願いします。

(写真)

  

-ブレーメン空港の様子です。

-自分の下宿先付近の通りです。古風な建物が並んでおり、とても綺麗です。

-ちょうど夕日が沈むときの写真です。ブレーマ―ハ―フェンは土地の関係上、日の出はきれいに見れませんが、天気が良ければこのような景色を見ることができるそうです。ただ、海沿いなのでものすごく寒いです。