2022年11月【留学レポート】ブレーマーハーフェン大学 外国語学部英米学科2年 R.T.
2023年02月08日
皆さん、こんにちは。
ブレーマーハーフェン応用工科大学に留学中のR.Tです。
11月に入ってからさらに寒くなりになり、0℃近くになりました。急激な気候の変化で、自分も周りの留学生も少し風邪気味です。今回のレポートでは大学で受けている授業についてと、ブレーマーハーフェンでの普段の生活ついてお話していきます。
ブレーマーハーフェン大学の授業ですが、一科目につき二授業あります。基本的に一授業は1時間半で、言語・一般教養の授業は2時間半~3時間(この場合一科目一授業)となっているようです。私は一週間に5授業(三科目)取っていて、週三日大学に通っています。もう2授業ほど追加してもよかったかな、と思います。自分の履修した授業は午前中に固まっているのですが、一限が朝の8時からあるのでかなり早起きしなければなりません。一限の日は6時に起きているのですが、ドイツの冬は日が出ている時間が日本と比べて短い(冬は日の出が8時過ぎ)ので、通学するときはまだ外は真っ暗です。
私はCruise Tourism Management(CTM)というクルーズ観光の授業を受けています。この学科ではほとんどの授業が英語で行われるので、ドイツ語を話せない留学生でも問題なく講義に参加できます。自分自身ドイツ語は話せないですが、現地の教授も学生も英語を流ちょうに話してくれるので、英語を日常的に使う場として良い環境だと思います。私は新入生との授業が二つ、二年生との授業が二つ、外国語の授業を取っています。CTMの今年の新入生は20人ほどで、基本的に学科の学生みんなとクラスを受けています。コロナの影響で昨年度はCTMに4人しか新入生がいなかったらしく、二年生履修の授業はたった7人で受けています。授業の形態ですが、一般的な講義スタイルの授業も、ディスカッション形式の授業もあります。議論に積極的に参加する学生が多く、特に一年生との授業では常に誰かしら学生が発言しています。突然教授と生徒がトピックについて口論を始めたり、ある学生が話している時に他の学生が意見を被せたりと、こちらの大学の授業風景はとても新鮮で参加していて面白いです。二年生と一緒に受けている授業は逆に比較的静かで、自分にも発言のチャンスがあります。学生の人数が少ない分、あまりプレッシャーを感じることなく自分の意見を述べることができていると思います。
専門の授業以外にも、自分は第二外国語でスペイン語の授業を履修しています。全学部共通の授業なので、基本的にドイツ語で解説されますが、教授は序盤からスペイン語で生徒と会話をし、難しい点はドイツ語(自分たち留学生に向けて少し英語)で解説されるので、実践的に言語を学べる授業でとても楽しいです。
私は履修していませんが、初心者の方はドイツ語のA1レベル、経験者の方はプレイスメントテストを受けてA2以降を受けてみることをおすすめします。実際、自分の周りの多くの留学生が履修しているので友達も増えると思うし、少し会話ができるようになればドイツでの生活をさらに楽しめると思います。留学前の集中講義でも履修ができますし、単位も取得できるので、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
次にブレーマーハーフェンでの生活についてお話をします。まず、移動ですが基本的にバスか徒歩になります。市外に行くときはHauptbahnhofから電車を利用します。バス停も多く、場所にもよりますが一日に何本も運航しているイメージです。“FahrPlaner”というアプリを使って 道のりや所要時間も確認できるので、インストールすることをお勧めします。私は、公共交通機関は便利だと感じていますが、遅延や突然のキャンセルも珍しくないです。学生証を持っているため無料で乗れることもあり、自分自身ほぼ毎日通学に使っています。
平日は朝、学校に行った後、近くのショッピングモールやアウトレットに買い物に行ったり、友達とご飯を食べに行ったりします。こぢんまりとした街なので大学の近くに必要な施設はすべて密集しています。アジアンショップもあるので調味料などある程度は揃えられます。少し郊外に出るとIKEAもあり家具も購入できるので、生活必需品は基本的に町の中で調達できます。さらに大きな商業施設に行って買い物をしたり、歴史的な建築物を見てみたければ、電車でブレーメンやハンブルク、ハノーファーに行くのが良いかと思います。
街で生活していて、ブレーマーハーフェンに住んでいる人は意外と英語を話す人が少ないと感じました。大学では英語で話は通じますが、スーパーに行ったときなどほとんど英語は通じません。ドイツ人はみんな英語が話せる、というイメージを持っていたので最初は驚きました。最近散髪に行きましたが、英語が通じずどのように切ってほしいかの説明が大変でした。やはりドイツ語を知っておくこと、学ぶことはとても大事なことだと感じます。この地域に住んでいる人は「こんにちは」を“Moin!”と、「さようなら」を“Tschüss!”と言うので、ぜひ地元の人の挨拶から学ぶことで、より現地での生活を楽しめると思います。
また、お店が閉まるのが日本に比べて早いです。スーパーやバー、一部の飲食店を除いてほとんどのお店が夜の7時か8時には閉まります。日曜日に至ってはドイツ全体でほぼ全てのお店が営業していないので、日曜日に外出する私たちとは感覚が少し違うかな、と思います。休日は家や公園でゆっくりする、というのがドイツ人の休日に対する考えのようです。自分も時間のある時に海沿いでくつろごうとしましたが、さすがに寒すぎてじっとしていられないので諦めました。夏場はちょうどよい気候だと思います。
今回はこれで終わりにしたいと思います。来月はクリスマスシーズンで本場のクリスマスについてお伝えできると思うので、お楽しみに!
新入生と一緒に入学式に参加しました。(10月入学です)
一限に行く前にバス停で撮った写真です。まだ真っ暗ですね。
アジアンショップには、日本の商品も売ってあります。値段は日本で買うよりかなり割高です、、、
一番高い建物がホテルで、その奥にはショッピングモールがあります。右側は海です。