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2023年3月【留学レポート】ブレーマーハーフェン大学 外国語学部英米学科3年 K.T.

2023年05月31日

こんにちは。ブレーマーハーフェン大学に留学中の英米学科三年のK.T.です。二月に半年組が帰国してしまい少し寂しい気持ちもありますが我々1年組も4か月しか残されていないので、残りの留学生活も存分に楽しもうと思います。

今回は私の長期休暇について書こうと思います。ブレーマーハーフェン大学でも北九大と同じく二か月ほどの春休みがあります。私はこの二か月を主に旅行とサッカーに費やしました。

 

まず、旅行についてですが、二月の試験が終わってすぐにスコットランドに行きました。特にスコットランドに行きたい理由はなかったのですが、旅券が往復で六千円と安かったのでとりあえず行ってみようと思い立ちました。二泊三日で主にエディンバラを観光したのですが、どこも美しい建造物や景色ばかりで感動しました。特にアーサーズシートから見下ろすエディンバラの街並みは壮観でした。また、スコットランドと言えばウイスキーなのでトライしてみましたがとてもドライな味わいで、1ショットできつくなりました。

二月の中旬にはドルトムントに行き、スタジアムでサッカー観戦をした後、ケルンに行きカーニバルに参加しました。

ドルトムントのスタジアムはドイツで一番の収容数を誇るとても大きなスタジアムです。実際に私が観戦した試合はリーグ下位チームとの試合だったのですが8万人もの観客が応援に来ていました。私の地元の人口が5.3万人ほどなので、それをはるかに上回る人々が1つのスタジアムに集まっていると考えるとドイツ国民のサッカーに対する熱の高さが感じられます。昔からテレビで見てきたスーパースターのプレイを生で見て、とても興奮しました。またサポーターの声援がスタジアム中にこだましてとても迫力がありました。日本でもJリーグがもっと盛り上がってくれることを期待しています。がんばれギラヴァンツ。

サッカー観戦の翌日にはケルンでカーニバルに参加しました。詳しい歴史はわからないのですがとにかく皆が仮装をしてパレードを楽しみます。私たちが参加した日がちょうど「バラの月曜日(Rosenmontag)」と呼ばれるカーニバルのクライマックスの日だったのでとても人が多く活気にあふれていました。町中がパーティー会場のような雰囲気になっていたので一日中楽しめました。また、様々な国からたくさんの観光客が訪れていたため、たくさんの出会いがありました。ブレーマーハーフェンは田舎でなかなかこのような機会がないためとてもいい経験になりました。

次にサッカーについて書こうと思います。先述したようにドイツではサッカーがとても人気で熱いスポーツです。そのため、どこの地域においても10以上のサッカーチームが存在しており、それぞれが専用の芝生グラウンドを所有しています。実際にブレーマーハーフェンという田舎町にも14のチームが存在しており、サッカーの人気度がうかがえます。私も昨年の11月からチームに加入し日々トレーニングに励んでいます。チームメイトの中には、英語が話せる人もいますが、コーチは英語が話せないので、練習や試合中の指示は聞き取れるドイツ語とジェスチャーから意図を理解しようと頑張っています。ドイツ語でのサッカー用語を覚えることでドイツ語の勉強にもなるのでとても楽しいです。

また、練習後にはチームメイトと一緒にビールを飲みます。練習後のビールは格段に美味しいです。ドイツでは瓶ビールが一般的で、驚くことにドイツ人は栓抜きを使わずに瓶ビールを開けることができます。例えばライターや机の角、瓶二本を使うなど、周りにあるあらゆるものを使って蓋を開けます。その技術には、男のロマンを感じるとともに、ドイツのビール文化の深さを感じます。私も帰国までにこの技術を身につけたいです。

3月からリーグ戦が再開したので、残りの滞在期間でチームの勝利に貢献できるように頑張りたいと思います。

アーサーズシートからの景色

4.5£(730円)したスコッチ。高いですね。ウイスキーってこんなもんなんですか?

ビールとドナーケバブを楽しみながらのサッカー観戦

熱狂的なファンの応援

ケルンのカーニバルにて仮装する人々

飲みすぎたせいか突然立ち止まる友人

リーグ戦での試合の様子