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2023年4月【留学レポート】仁川大学校 外国語学部中国学科4年 U.M.

2023年08月22日

こんにちは!4月の留学レポートを担当する中国学科4年のU.Mです。

4月になり、ようやく春らしい天気が続くようになりました!しかし、一日の寒暖差が激しく夜は冷え込むので服装の調節が難しいです。

さて、今回のレポートでは授業についてお話しようと思います。私は1年間の留学で5つの授業を履修しました。(渡航時の学年によって履修する授業数は変わると思います。私は3年の秋から留学したので授業数が少ないです。)それぞれについて簡単に紹介をするので、仁川大への留学を考えている方は参考にしてみてください!(①~③は履修済み、④⑤は現在履修中の講義です。)

①5級韓国語②5級韓国語練習(秋学期)
留学して最初のレベル分けテスト(筆記と簡単なスピーキング)で1~5級に分けられ、自分のレベルに合った授業を受けることになります。私が受けた5級の授業では、テキストの各テーマに沿った新出単語や文法を習ったり、リスニングやディベートをしたりしました。単語テストが毎回あるので、単語の予習は必須です。初めて知る単語や文法もありますが、先生方が丁寧に分かりやすく説明してくださるので楽しいです!試験についてですが、中間と期末試験はともに筆記試験でした。習った内容から出題されるので、復習しておけば大丈夫です。またこの2授業は留学生向けの授業なので、海外から来た学生と知り合うチャンスです。実際に私も、タイから来た留学生たちとこの授業で出会って仲良くなれました!

③集中中国語実習(3)(秋学期)
この授業は、長めのテキスト(社会問題、物語などテーマはさまざま)を読んで、中国語➡韓国語の翻訳・読解、文法の習得と作文をメインに行う授業です。3年生向けの授業なので、北九大の中国語授業の難易度とそれほど変わりませんが、韓国語に翻訳したり、テキストテーマについて中国語で簡単にディベートしたりする活動があり、難しいと感じる場面が何度かありました。先生は中国語ネイティブの方で、中国語と韓国語の割合は7割:3割くらいでほとんどが中国語で行われます。(学生の反応によって韓国語で補足してくださるときもあります!)試験については、中間と期末試験はともに筆記と口頭試験が実施されます。筆記試験は習ったテキストから出題され、口頭試験は提示される3つのテーマのうちどれか1つについて中国語で自分の意見を3分程度述べるというものです。どのテーマについて述べるかは直前にクジで決まるので、3テーマそれぞれについて事前に準備しておけば安心です。授業自体は難しいときもありますが、先生が気さくな方で休み時間にいつも声をかけてくださるので楽しく受けることができました。留学生がほとんどいなかったので、ペア活動など積極的に声をかけて学部生と仲良くなれました!その学生は日本語専攻ではないので日本語は全く話せませんが、自分の韓国語力を伸ばす良い機会になりました。

④上級漢語講読(春学期)
この授業は、ビジネスシーンで実践的に使用するビジネス中国語を学ぶ授業です。使用するテキストは、会話文、契約書、ニュースなど口語/書面語どちらも扱います。基本的には中国語⇔韓国語の翻訳がメインですが、読解と作文も行います。この授業は4年生向けの授業かつビジネス中国語なので、かなり難易度が高いです。中国語と韓国語を双方向に翻訳したり、両言語の会話文を同時通訳したりするなど、実践力を磨くための課題が多くあります。予習に時間をかけて授業に臨むのが上達の近道だと思い実践しています。この授業は9割ほどが中国語で行われ、韓国語は補足説明で使用される程度です。難しいですがそれほどやりがいも大きいです!試験についてですが、学習したテーマについてチームで会話文を考え発表を行う口頭試験が2回と中間・期末試験が筆記で行われます。学習した内容から出題されるので復習すれば大丈夫なのですが、試験内容は翻訳がメインなので分量が多く、解くのに時間がかかります。

⑤韓国文学と世界文学(春学期)
この授業は、韓国を含む世界の作家と文学作品を学ぶ授業です。ただ文学作品を知るだけでなく、作家の人生を通して作品について学べるので、文学に関心がある方におすすめです。この授業は100%韓国語で行われ難しい韓国語も出てくるので、その都度調べて理解するようにしています。試験については、中間試験の代わりにグループごとに作家と作品を選んで3-40分程度発表する活動と、レポート形式の期末試験が実施されます。授業自体がすべて韓国語で行われ、グループ活動では韓国語で議論するので、ある程度の韓国語力が求められる授業かもしれません。

以上の5つが履修した講義です。私は北九大での専攻が中国学科なので、卒業単位との兼ね合いもあり韓国でも中国語の講義を受ける必要がありました。正直、韓国語で中国語を学ぶというなかなかややこしい状況に困惑したりもしましたが、結果的に2か国語の実力を伸ばせる環境で学ぶという貴重な体験ができたと感じています。同時に、留学したからこそ得られた達成感や充実感があると思っています。

留学生活もあと1か月半ほどで終わろうとしています。5月には学祭、6月には期末試験があり、きっと時間はあっという間に過ぎていくと思います。残り少しの時間を大切に過ごしたいです。

これで4月の私のレポートを締めくくりたいと思います。ここまで読んでくださってありがとうございました。中国学科の学生で韓国に留学するケースはあまりないかもしれないので、このレポートが少しでも参考になればうれしいです。

 

最後に、いくつか思い出の写真をのせておきます!
①大学近くのマーラータンがおいしいお店「마라순코우 마라탕」

 

②韓国語の授業の様子

 

③12月の仁川

 

④バスの運転手さんがくれたみかん

 

⑤仁川・九月洞のカフェ「라이프에이드커피」

 

⑥大学近くのチキン屋さん「철인7호치킨」

 

⑦散歩中に見つけた仁川の桜

⑧前学期のルームメイトと韓国で再会!

 

⑨ブラックデー(4/14)に食べたジャージャー面とタンスユク