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2023年9月【留学レポート】ブレ―マーハーフェン大学 政策科学科4年 H.T

2023年11月06日

皆さんこんにちは。ドイツのブレ―マーハーフェン大学に留学している政策科学科4年のH.Tです。以後ともよろしくお願いします。

 

今回は留学の開始月である9月の感想について書いていきます。

 

13日に現地に着きましたが、それまでにかなり苦労がありました。まず、最寄りのブレーメン空港から英語の表記が無くなり言葉の壁に苦しみました。空港の中や電車の中は公共のWi-Fiが使用できるため、翻訳機能の使用、通信に困ることはありませんが、基本的に屋外では日本と同じように携帯電話の通信ができません。私は出国する前に海外でも通信できるように設定していたのが機能しなかったため、次回以降の反省点に繋げたいと思います。

現地に着いてからの数週間は生活基盤を整えるための時間でした。前述の携帯電話に関しては日本で購入した際にSIMロックがかかっていることを把握していなかったため、現地で購入したSIMカードが作動しない理由がわかるまでに時間がかかりました。また、人によってはE-SIMでないと使用できないといった条件があったため、日本にいる内にそこも調べるべきだったと思いました。行政的な手続きに関しては住民登録と滞在許可証の申請を行いました。どちらの部局でも担当者に英語が話せない人、訛りの強い人がいたのでそれを覚悟した上で臨むことが重要です。銀行口座を開く際にも滞在許可証を必要とする銀行、外国人向けには対応していない銀行、滞在期間との条件が合わない銀行があり、最終的にSparkasseという銀行の口座開設に至りました。

上に述べたのが生活基盤を整えるために苦労した印象があるものです。ここからは食糧事情についてお話させていただきます。食文化は質素で、初めは自分に合うのか不安なのが正直な感想でした。特に私は日本にいた時は三食米を食べていたので、主食がじゃがいも、パン、パスタのドイツでは中々満腹感を味わえずにいます。食肉も日本によくあるような薄切り肉がなく、ぶつ切りタイプのものが販売されています。そのため、自分が知っている料理方法にうまく反映しにくいと感じています。日本食に関しては基本的なものに限り、アジアスーパーで少し割高なものを購入できます。ただ、しょうゆは日本全国標準の味なので九州しょうゆを望まれる方には合わないかもしれません。今までは食糧事情に関してネガティブな内容でしたが、良い点も挙げます。ドイツではワンプレートに主食、おかずを載せて食べるスタイルが主流なので、洗い物が少なく済むというのが挙げられます。また、りんごを始めとしたフルーツ、じゃがいも、パンは日本より安く販売されています。そのため、ビタミンCには申し分のない健康的な食生活が送れます。また、フラットメイトがインド出身の方のため、日常的にインド料理を味わう機会があります。違う国籍の学生と住まいを共有するのにはそういった楽しみがあります。

生活基盤を整えるのに時間をとられ、あまり現地を楽しむことができていませんが、落ち着いた後に多くの楽しい部分を報告できると思います。来月以降のレポートも楽しみにお待ちください。

滞在先に向かう際に利用したブレーメン中央駅。徒歩圏内に世界遺産の観光地があります。

ドイツ料理のレストランでいただいた国民食のシュニッツェル。