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2024年9月【留学レポート】タコマ・コミュニティカレッジ 外国語学部英米学科3年 S.A

2024年10月22日

こんにちは!タコマ・コミュニティカレッジに留学している、外国語学部英米学科3年のS.Aです。渡米してから約2週間がたち、こちらでの生活にもある程度慣れてきました。今回のレポートでは、私がこの2週間で体験した様々な出来事について紹介していきます。

まずは出発から。私たちが日本から出国した日、福岡付近には台風が接近しており、その影響で数名のメンバーの到着が少し遅れることになってしまいましたが、9月14日(日本時間15日)、何とか無事全員シアトル・タコマ国際空港に到着しました。空港では警備の方が麻薬探知犬を連れて歩き回っているのを目にし、早くも異世界に来たように感じさせられました。その後TCCの方々と合流し、バスでキャンパスに向かいました。キャンパスに到着してまず感じたのは、とにかく広い!北方キャンパスとは比べ物にならないほどの大きさに、私は驚きを隠せませんでした。その後は各々のホストファミリーと合流し、その日は解散。まずは無事にここまでたどり着けたことに安堵しました。

到着から3日が過ぎた9月17日、私が最も楽しみにしていたイベントの一つの日が早くもやってきました。T-Mobile ParkでのMLB現地観戦です!昨年同じプログラムでタコマに留学した友人をつてに知り合ったメキシコ出身の友人が私を招待してくれました。アメリカと日本、双方の野球を観戦した上で私が感じた違いは、日本では選手個々に応援歌が作られ、それらをファンが歌って楽しむのが主流ですが、アメリカの野球はまさに“Make Some Noise!”。とにかく何でもいいから騒げ!はしゃげ!といった感じで、どちらにも素晴らしい良さがあると感じました。その日はシアトル・マリナーズ対ニューヨーク・ヤンキースの試合が行われました。西海岸の都市であるシアトルでの開催にもかかわらず、スタジアムには多くのヤンキースファンが!ヤンキースファンはアメリカ全国にいるという話はどうやら本当だったようです。試合はヤンキースがアーロン・ジャッジやフアン・ソトなどのスター選手の活躍もあり11-2で圧勝。マリナーズの勝利とはなりませんでしたが、素晴らしい時間を過ごしました。

到着から1週間と少しが過ぎた9月23日、ついに授業がスタートしました。私たちが秋クオーターに受ける授業は主に4種類ですが、その中でもとりわけ難しいのが歴史の授業!アメリカの歴史という私たちがほぼ触れてこなかったカテゴリーに関する授業がすべて英語で行われるため、非常に難しく感じました。そして課題もそれなりに量があるため、なるべく早めに終わらせるのがベストだと思います。授業が終わった後は主にカフェテリアや中庭で過ごしています。カフェテリアには卓球台があったり、中庭ではしばしばバレーボールが行われたりなど、休み時間を大いに楽しめるようになっています。また、それらを通して様々な人とコミュニケーションをとることもできるので、積極的に自分から話しかけて親交を深めるとより良い体験ができると思います。

9月27日、今度は留学のプログラムでタコマに留学中の北九大生全員でまたしてもT-Mobile Parkへ。何回行くねん!と言われそうですが、大の野球好きである私にとっては何度行っても素晴らしいものです。ちなみにこの次の日にもホストファミリーと観戦に行きました(笑)。試合はどちらともマリナーズが勝利。実はドジャースファンである私はドジャー・スタジアムにも観戦に行こうかと考えましたが、チケット代があまりにも高騰していたため泣く泣く断念。またの機会を模索したいと思います。

最後にこちらでの生活において少し注意点のようなものを紹介したいと思います。まず、アメリカは日本に比べかなり物価が高いです。例えば、日本では120~180円ほどで売られている500mlペットボトルのコカ・コーラは、こちらではたいてい2.75$。日本円換算で約400円程と、これだけでも大きな差があることが分かると思います。そのため、準備の際には見積もりより少し多めにお金を用意しておくことを推奨します。
二つ目は、こちらの治安についてです。カレッジ周辺は比較的治安が良いですが、ダウンタウン周辺は治安が良いとは言えません。少人数や一人での夜間の外出はなるべく避けた方がよいかと思います。知っての通り、アメリカでは護身目的での銃の所持が合法化されています。私自身は他人に銃を向けられたことはありませんが、そうなることがあってもおかしくはないと思って日々行動しています。無事に帰るまでが留学です。どうすれば危険を回避できるか、入念に考えて生活しましょう。

ここまで読んでいただきありがとうございます。悪い点も少し紹介しましたが、基本的にはすべての方々が優しく対応してくださる非常に過ごしやすい場所です。コミュニケーションにおいては本場の英語に圧倒されてばかりでまだまだ円滑には程遠いですが、この半年間でそれらをほぼ完璧にこなせるよう最大限努力をしていきたいと思います。
改めまして、ここまで読んでいただきありがとうございました。皆さんのお役に立てれば何よりです。