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2025年3月 フォート・ルイス大学 外国語学部英米学科 K.S.

2025年07月29日

皆さん、こんにちは。

2024年8月からFort Lewis College(FLC)に交換留学生として滞在しているK.S.です。3月になり、少しずつ暖かさを感じる日もありますが、まだまだ寒い日が続いており、ダウンジャケットを手放せません。日本は桜が開花してくる頃がしょうか。

本日は、FLCの施設についてご紹介します。FLCには多くの施設がありますが、今回はその中でも特に使用頻度の高いものをピックアップしてお話しします。

Student Union
Student Unionは、学生が最も頻繁に利用する施設です。館内には「Dining Hall(食堂)」、「Durango Eats(売店)」、「Grub Hub」などがあります。
「Durango Eats」では、Dining dollar*でパンやお菓子、カップヌードルといった軽食やコーヒーなどの飲み物を購入できます。「Grub Hub」は無料でお菓子や野菜、生活用品、そしてお昼時には食事も提供している施設です。1月ごろには、Grub Hub にFLCがあるDurango発祥のRocky Mountain Chocolateが大量に並び、私も約2kg分のチョコレートをゲットしました(笑)。
また、3月末には、Durangoにあるレストラン「Zia(ジア)」が学内にオープンし、現在かなりの賑わいを見せています。Ziaはアメリカのファーストフード店「Chipotle」に似たスタイルで、味付けが濃くて栄養バランスに不安のあるDining Hallとは異なり、私にとってはとてもありがたい存在です。私のおすすめは、Bowl(豆、ごはん、肉、チーズ、野菜)とQuesadilla(肉とチーズをトルティーヤで挟んで加熱したもの)です。Baby/Smallサイズであれば、Meal Swipe*での購入が可能です。

*Dining dollarとは、ミールプランに加入することで付与される学内専用の食事用プリペイドです(例:1週間に10食のミールプランに加入した場合、$500分のDining dollarが含まれていることがあります)。主に学食以外の売店や学内のスターバックスなどで利用できます。

*Meal Swipeとは、主にアメリカの大学などで使われる食事制度の一部で、「ミールプラン(Meal Plan)」に含まれている食事回数(スワイプ=1回分の食事)をDining HallやZiaで使用することができます。プランの料金が高ければ高いほど、より多くのミールスワイプが付いてきます。なお、余ったミールスワイプは翌週に繰り越せないため注意が必要です。

Student Life Center
Student Life Centerには、本格的なジムや体育館があり、学生証を提示すれば誰でも自由に利用できます。運動したいときに気軽に行ける場所です。また、屋内のボルダリング施設や、Outdoor用品を無料で貸し出してくれる「Outdoor Pursuit」も併設されています。

Library(図書館)
図書館は平日は22時まで開館しており、それ以降も使える24時間の勉強スペースがあるため、私はよく利用しています。勉強スペースには24時間営業の自動販売機もあり、夜お腹が空いたときにサンドイッチやジュースなどをDining dollarで購入できるのが便利です。
アメリカには日本のような24時間営業のコンビニは基本的にありませんし、あっても自力で行くのはなかなか大変なので、この自販機はとても助かっています。
さらに図書館の地下には、24時間利用可能な教室があり、私は就職活動の面接など、完全に一人になる必要がある時に利用しています。私の寮はHallタイプでルームメイトがいるため、プライベートな空間を確保するのが難しく、面接がアメリカ時間の深夜に行われることも多いため、ルームメイトに迷惑をかけてしまうこともありました。ですが、これらの教室を利用することで、より集中して取り組むことができるだけでなく、ルームメイトにも気兼ねなく就職活動を進めることができています。同じように他大学から来ている日本人学生も、この教室を活用しています。

以上、FLCで使用頻度の高い施設についてご紹介しました。設備面では、FLCの各所に浄水器が設置されており、飲み水を自由に補給できます。FLCは標高が高く空気も乾燥しているので、こまめな水分補給を忘れないようにしてください。私はこの2月の乾燥に特に影響を受け、肌がかゆくなることが多かったため、母に相談して日本から保湿剤を送ってもらいました。特にこの時期は室内で暖房が常に使われているため、外よりも乾燥しており、肌トラブルが起きやすかったように感じます。FLCに留学に来る際には、日本から自分の肌に合った保湿剤を多めに持ってきておくことを強くお勧めします。

[ゲストスピーカー]
先日、Food&Cultureという授業にゲストスピーカーとして参加させていただき、私は食に焦点を置いた物価の安さや三角食べ、そして日本とアメリカの味付けの違いについて紹介しました。他の日本からの留学生は四季の食べ物や地域の食べ物について話していました。学生たちは終始興味を示してくれており、プレゼンテーション後はDurangoの日本料理レストランやアメリカで売られているカップラーメン、FLCの学食についてどう思うかどうかといった質問を受けました。このような機会を通して一人でも多くのアメリカ人学生が日本に興味を持ってくれることを願っています。

今回の留学レポートでは、FLCの施設設備についての紹介と、ゲストスピーカーとしてプレゼンテーションを行った経験について取り上げました。次回の4月のレポートでは、これまでの留学生活を振り返り、自身の成長や学び、そしてFLCでの留学で注意するべきことについてまとめたいと思います