2025年5月 ブレーマーハーフェン大学 経済学部経済学科 T.H.
2025年07月29日
みなさんこんにちは、ブレーマーハーフェン大学に留学しているK・Tです。
今回のレポートでは大学内の様子とドイツ語、イベントのことについてお話ししたいと思います。
最初に大学の様子を少しご紹介したいと思います。
ブレーマーハーフェン大学のキャンパスは北九大の北方キャンパスよりもコンパクトで、体育館などの運動施設はありません。普段私は「Haus S」という建物を利用しており、この建物は観光学部や経営学部など主に文系の学生がメインで利用しています。
他にはメンザという学食があり、多くの学生がここで昼食をとっています。メニューは三種類の日替わりメニューのみですが、学生はとても手ごろな値段で食べることができるので、昼食を用意する時間がなかった時によく利用しています。ちなみに、安い値段で提供することを最優先しているので、味は賛否両論分かれますが、魚系のメニューはおいしいことが多いのでおススメです。
学内には、StucaとCafeteriaという二つのカフェがあります。Stucaは学生が運営しているおしゃれな雰囲気のカフェで、コーヒーやカフェラテなどのドリンクや、焼き菓子を買うことができます。本物のカフェさながらのクオリティなのでとても好きでよく足を運んでいます。CafeteriaはStucaよりも広々としていて、ドリンクやお菓子だけでなくサンドイッチなどの軽食を買うこともできます。座席数が多い分、ゆっくり勉強や作業などをすることができ、イベントなどもよくこのカフェテリアで行われています。
ドイツ語について。留学も終盤を迎える6月に、初めてタンデムというシステムを利用してみました。タンデムとは、お互いの言語を学びたいもの同士がマッチングして、言語を教えあうシステムで、例えば日本語話者でドイツ語を学びたい人と、ドイツ語話者で日本語を学びたい人同士がお互いの言語を教えあうという仕組みです。私は、大学の語学コースから提供されているサイトを経由してタンデムパートナーを見つけたので、比較的安心してやり取りを進めることができました。授業、友人との会話ともに、英語を使うことのほうが多いので、なかなかドイツ語の会話力を伸ばすことができずに悩んでいましたが、タンデムパートナーがいることにより気軽に質問もできますし、相手もこちらが言語を学習中だということを理解してくれているので、間違っていても大丈夫だという安心感があります。また、何より定期的に会話できる相手がいることで、ドイツ語学習のモチベーションを維持することができます。
こちらは帰国するまで続けて、少しでも自分のドイツ語を向上させられるように頑張りたいと思います。
5月の下旬に、ドイツのデュッセルドルフという街で「Japan Tag 日本デー」というイベントが開催されたので、足を運んできました。デュッセルドルフはドイツ西部に位置している街で、欧州最大の日本人コミュニティがある街ともいわれています。リトル東京という、日本人が経営している飲食店や本屋さん、スーパーマーケットなどが密集している通りもあり、日本に関連する様々なものを見つけることができます。
イベント自体は私が想像していたよりも大規模で、ライン川のほとりには多くの人が集まっていました。ラーメンやたこ焼きなどの屋台のほか、空手の披露や音楽団による合唱など様々な催し物が用意されていました。夜には日本の職人が作った花火がライン川沿いに打ち上げられるというプログラムもありましたが、私は電車の都合から残念ながら見ることができませんでした。
日本の文化がドイツでもこのような形で受け入れられ、興味を持ってくれている人がたくさんいるという事実を知ることができ、とても嬉しかったです。
留学生活も残り2か月を切りましたが、まずは単位をしっかりと修得できるように、プレゼンテーションや筆記試験の準備に励みたいと思います。最後まで読んでくださりありがとうございました。Bis bald!
写真
・Menzaで食べた中で一番おいしかった魚のフライとジャガイモのサラダです。
・Japan Tag の様子です。奥のステージでは空手の披露会が行われています。
・この日はあいにくの雨天でしたがそれでも多くの人が集まっていました。