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【留学レポート】 カーディフ大学 K.Y 2018年4月

2018年04月02日

今日から新年度!同級生たちが新社会人として羽ばたいていくなか、北九州から遠く離れたカーディフの地で大学生活5年目を迎えたK.Yがビジネス・スクールの近況をお送りいたします。

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1月の下旬から後期が始まりました。僕の取っている授業は前期と後期が繋がっているので、授業の面に関しては特に大きく変わった部分はありません。ところが、2月から3月にかけてカーディフ大学では様々な事態が起こったために授業が中断することが多々ありました。学生たちを混乱に巻き混むあれこれ・・・さて一体何が起きたのか!?今回はそんな話を紹介したいと思います。

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まずは2月19日の話。ビジネス・スクールの敷地内で早朝に「事件」があり、警察による調査のため急遽大学施設の一部が閉鎖されることに。翌日の午後から規制が解除され通常通り授業は行われましたが、これによって一部の授業で教室が変更になったり中止に追い込まれたりすることとなりました。当初は事件の内容については明らかにされていませんでしたが、後に「敷地内で倒れた教職員が救急車に運ばれ亡くなった」ことが大学から発表されました。かなり影響のある教授だったとのことで、数日後にはその方の追悼式が行われていました。

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2つ目はイギリスの大学で起きたストライキの話。大学退職年金制度(University Superannuation Scheme, USS. 教職員の退職後に支払われる年金について定めたもの)が変更されることになり、これに反発したイギリスの教職員組合(University and College Union, UCU)がUSSに抗議してストライキを決行しました。このため、2月22日から3月16日あいだにイギリス全土の大学で14日間も授業がストップしました。カーディフ大学ではすべての教職員や授業に影響が出たわけではありませんが、おもにビジネス系の教員が中心となってストを支持したこともあって、結果としてカーディフ・ビジネス・スクールでは大半の授業が休講措置をとりました。ちなみに、ストによって取り消された授業に関して補講は行われず、学生は自習を強いられることになりました。なお、このストで問題が完全に解決されたわけではなかったようで、場合によっては4月も再びストが起こるかもしれないとのこと。いい加減にしてほしいです。

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3つ目はイギリスを襲った寒波の話。3月1日から3日にかけてカーディフは大雪に見舞われました。イギリス人のフラットメイト曰く数十年に1度のレベルの大雪ということもあり、このときは大学に限らず商店などもすべて短縮営業や閉店を余儀なくされました。国中で外出を控えるよう勧告が出ていたので、外を出歩いている人はほとんど見受けられませんでした。なかには物珍しさを求めて雪の中を歩きまわって騒ぐ人たちもいましたが、せっかく珍しくまともな雪が降ったのだし、まぁその気持ちも分かるっちゃぁ分かる。ただ、大雪だろうとなんだろうと勧告を無視して仕事に出かける日本人って、やっぱりマジメというか、たぶん変なんでしょうね。

という具合で、授業は途切れ途切れでかなり混乱を極めていました。そして通常通りの日程が再開されたと思いきや、今度は3月24日からは4月15日まで続くイースター休暇に突入し、再び授業がストップ。まったく、長期休暇明けから休講に休講を重ね、再び長期休暇に入るなんて・・・本当に大変な時期にカーディフに来てしまったなあ・・・というのが最近の実感です。とはいえもう留学生活も2か月余り。そういえば1か月後は試験期間!!もちろん勉強も大事ですが、ここで知り合った人たちとの出会いを大切にしながら、残りの時間を過ごしていけたらなあと思っています。以上、K.Yがお届けしました。さよなら、さよなら、さよなら。